YahooとLINEの統合により、素晴らしい未来が待っているか?どうなるのか?という記事を以前公開しましたが、いきなりGAFAに対抗する事は難しいでしょうが、どれだけ東南アジアのシェアを取ることができるのか?ここがキモになってきそうです。
詳細については、以下記事を参照ください。
今回は、この裏のつながりについて見ていこうと思います。
YahooとLINE統合にやはり中国??
YahooとLINEは、以下図に示す通り、それぞれ同業態で同じようなサービスを持っています。
特にスマホ決済のLINE PayとPayPayというのは、すぐに頭に上がると思います。
このスマホ決済について、もう少し深掘りすると、PayPayというのは、知っている人もいると思いますが、中国のAlibabaの決済サービスであるAlipayのシステムを継承し、作成されました。
そのため、訪日中国人でAlipayを利用する人は、PayPay加盟店であれば決済可能になります。
ちなみに、もう少しこのAlipayを深掘りすると、冒頭で述べたとおり、Alibabaグループが展開する決済システムです。
そしてこのAlibabaグループは、中国が推し進めている「社会信用システム」にも深く関わっています。この社会信用システムというのは、国民を所得やキャリアなどを用い、ランキング化するシステムです。
この普及のために政府だけでは、実現できなかったため、フィンテック関連でアリババグループが対応していました。そして完成したのが「芝麻信用(セサミ・クレジット)」というシステムです。
そして、今はこのシステムがAlipayにも組み込まれています。
話は戻り、という事は、PayPayにもこの芝麻信用(セサミ・クレジット)が組み込まれており、今回の統合で、とうとうLINEが持っているLINE Payにもこれが導入される可能性が大きいという事ですね。
デジタル人民元包囲網
LINE Payまで芝麻信用に取り込まれる可能性があるという事は、裏で動く可能性のあるデジタル人民元の決済を可能にする場所が増えるということが言えるかもしれません。
例えば、ソフトバンクがZoZo Townを買収したことにより、ZoZo Townという大規模なファッションサイトでPayPayを使えるようにするための布石でしょう。
そして、PayPayであれば、Alipayも使えますし、中国が掲げるデジタル人民元が受け入れる基礎は出来上がっているわけです。
今回の統合によりLINE Payもそのお仲間に入ったとなれば、中国が狙っている5G時代のデジタル基軸通貨は、この分野にも我々の見えないところで拡大していると言えるのではないでしょうか?
もう少し広げて考えると、一帯一路構想の中に、ひっそりと日本を取り込もうとしている動きとも読み取れるかもしれません。
さいごに
LINEですが、韓国の最大インターネット会社ネイバーの傘下の企業です。
しかし、以前流行ったLINE ID乗っ取り問題を覚えているでしょうか?
IDが乗っ取られ、iTunesのプリペイドカードを1万円分を複数枚買うように指示があったあの事件です。
実は、この時の対処法が「天安門」という返信をすると、乗っ取りが解除されました。気になる方はぜひ検索してみてください。
実は、これはLINEのサーバが中国にあり、中国人たちが小銭稼ぎでやっていた乗っ取り詐欺だったと言われています。
この時は、「良くないパターン」ですが、当時から、LINEは何らか中国との関係があったとも読み取れます。
まぁ、サーバが中国にあるので、当たり前ですが、こういう芝麻信用を取り組む話がトントン拍子に進んだとしてもおかしくないですね。
中国おそるべしです。
色々調べると最後には、やはりこの中国が出てくるというのが、現代の常ですかね。
[…] ● YahooとLINEの合併の裏になぜ中国? […]
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