あまりのボラティリティの高さに投資イップスになりかけているトラエンです。
本記事では、債権王と呼ばれる超有名投資家が、リーマンショック以上の大暴落がくるかもしれないということを発言していたので、その事について、紹介します。
本記事のポイントは、以下です。
● 債権王が考えるリセッションとは
● 一斉デフォルトが発生する
● BBB債の市場が拡大
● ハイイールド債のスプレッドがやばい
リセッションが起こる可能性は?
世界中の投資家が今後の相場に対して、多くの予想をしていますが、「債権王」と呼ばれているジェフリー・ガンドラック氏が、以下の通りインターネット配信で発言していました。
原油価格が30ドルを下回る水準にとどまった場合、ハイイールド債市場の一部で一斉デフォルトが発生することが見込まれ、石油セクターもそれを確実に織り込んでいることが見て取れる。
ちなみに、このジェフリー・ガンドラック氏というのは、2018年2月に起こった大暴落の引き金となった機関投資家と言われており、元々は、資産運用会社トラスト・カンパニー・オブ・ザ・ウエスト(TCW)で24年間エースを張っていたそうです。
それくらい、金融市場において名前が通っている方が、自分の見解を言っているので、参考になりますね。
ちなみに、この発言のポイントは、以下だと思います。
✔︎ ハイイールド債の市場
✔︎ 一斉デフォルト
ハイイールド債の市場の現状がやばくなる
ハイイールド債ですが、どのような債権かと言うと、リスクが大きい、投資ではなく、投機的格債と言われているものです。
明確にいうと、格付け結果が、「BBB」以上の債権を「投資的格債」といい、それよりも下の債権を「投機的格債」と言われていますので、この格付け「BB」以下の債権が、ハイイールド債です。
ちなみに、多くの証券会社の運用ルールとして、「投資的確債」に投資するというのがルールとしてあり、「投機」へは投資しないという風になっているそうです。
ここも実はポイントですので、覚えておいてください。
まぁ、我々の大事な資産を運用してもらうにあたって、よく分からない金融商品に投資されるよりも、しっかり安定したリターンがある「投資商品」に投資してもらうというのは、当たり前ですよね。
ちなみに、このBBB債の市場というのは大きく拡大しています。以下図で見てもらえれば分かる通り、BBB債の債権市場は、リーマンショックの4倍程度の資金が流入しているんです。
● 騙されないで!三菱UFJの特別損失はコロナのせいじゃない
まぁ、「BBB債」だし、投資的格債だからいいんじゃ無いのと思うかもしれませんが、「ここが要注意」なんです。
というのも、今後市場がリセッション(景気後退)していき、BBB債が、格下げされた場合、投資的格債から投機的格債に格下げされるという事になります。
という事は、何が起こると思いますか?
そうです。最初にポイントといった、資産運用会社の運用ルールにある、投資的格債に投資するという運用ルールです。
もし、今のBBB債が、今のコロナショックで格下げとなった場合、多くの資産運用会社が、現在のBBB債を売る必要があります。結果として、売りが売りを呼ぶ市場に変化し、結果として、企業はそんなすぐに債権を現金化できるわけでは無いので、デフォルトとなり、リーマンショック以上の大暴落が発生するという事になります。
本当に恐ろしいですね。
さいごに
これは、あくまで1つの予想ではありますが、非常に合理的な意見だなと感じました。
実際に、ハイイールド債のスプレッド金利は、リーマンショックに匹敵するくらい、上昇しています。
ハイイールド債券は債務不履行(デフォルト)等のリスクが高い代わりに、その分スプレッドといわれる上乗せ金利により、相対的に高利回りで取引されますが、これがとんでもない値まで上昇してきているため、それだけ世界市場がリスクが高まっているという事がわかります。
この情報や、世界の有名投資家の発言の通り、ある程度のリスクをとりながら、しっかり資産拡大していきたいですね。
私も、あんまりリスクを取りすぎて、資金を溶かしてしまうと、嫁の爆弾が爆発してしまい、投資どころではなくなってしまうので、そのバランスを見極めていきたいと思います。
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