ドル円の予想をするために、把握しておくべき関連性のある指標と言えば、原油先物価格ですが、その事について解説します。
原油先物2%上昇
2020年2月19日に米国時間の原油先物価格は2%を超える上昇を見せました。
その理由とは、中国の新柄コロナウイルス 拡大による需要減退をしていましたが、その不透明な懸念が後退したためです。
また、ベネゼエラ産原油の締め出しを強化した事で、米国の需要が上がっていることが要因です。
米利回りも上昇
米金融・債券市場も、新型コロナウイルスの感染防止拡大に対する対応策で、中国当局が一段の措置を打ち出すと言う期待からリスクオンとなりました。
結果として、国債が売られた事で、利回りは上昇傾向にあります。
ドル円上昇|111円後半
2020年2月19日は、ドル買いの傾向が強まり、2019年5月以来の9ヶ月ぶりに1ドル111円後半まで円安ドル高が進みました。
理由としては、「原油が買われており」、「アメリカ経済の強さが目立つ」と言う理由から、ドルがどんどん買われている状況です。
さいごに|関連性とは?
一番最初は、やはり原油です。原油の基本は、以下です。
① 原油価格が上がれば景気が良い
② 原油価格が下がれば景気が悪い
今回原油価格が上がると言うことは、産業用の燃料などが必要になると考えられます。前回原油価格が下がった時は、ちょうど、中国の春節(旧正月)あたりに、中国経済がストップすると予想された事に加え、コロナウイルス問題で、原油の需要が低下すると考えられたことから、原油価格が下がっていきました。
結果として、ドル円も若干ではありますが、下げ傾向でした。
しかし、ここにきて、春節も終わり、中国が適切かどうかは別としてコロナウイルスに対する対策をしてきたことで、市場は原油の需要を見込み、原油価格上昇や金利の上昇、ドル買いの動きを見せたと言う状況です。
このような視点で見ていけば、経済がつながっていくので、非常に面白いですね。
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