どうもトラエンです。
よく多くの人から日経平均が上がり続けているが、我々の給与が上がらないのは何が原因かなと思って、ちょっと違う視点で調べてみました。
そしたら、面白いことが分かりました。
本記事のポイントは以下です。
✔︎ 日本企業の考えが大きく転換している
✔︎ 実は従業員の給与は伸びていないのに●●は伸びている
日本企業の考えが少し変わった
2000年代に入ってから日本は株主を重視する政策を展開してきました。
それはなぜか?
それは当たり前ですが、世界の資金を日本に呼び込む為ですね。
それが何をみたら分かるのか?それは、配当金です。
株価は上昇し、配当も増加する中で、株式に投資した投資家が収益を得ています。
それは何をみたら分かるのかというと、配当金の推移を見たら、よ〜〜〜く分かります。
以下図は、日本取引所グループが集計している「決算短信集計結果」からのデータです。以下は、東証一部・二部・JASDAQに上場している企業のデータです。
右軸が、配当金額総額で、左軸が、経常利益です。
まぁ、これを見たら、経常利益も上がって、配当金も継続してい伸びているなぁ〜と言うことが、よく分かりますよね。
給与は伸びていない
全章で、配当が伸びていると言うことが、よく分かったと思います。
と言うことは、我々の給与も伸びているのかな・・・?と期待したいところですが、みなさんご存知のとおり、ぜ〜んぜん給与というのは伸びていないんです。
日本企業は、日々増益を続けており、配当も増やしているにもかかわらず、従業員に対しては、全くその見返りを渡していないんです。
それも以下図を見たら一発で分かると思います。
2000年以前は、社員への見返りのために給与UPを進めていましたが、2000年以後は、給与一定で、配当アップというスタンスに変わってますよね。
さいごに
よく巷で失われた20年という事が、話をされています。
これが何かというと、1990年代にバブル崩壊後20年以上に渡って経済の停滞が続いていた時期を失われた20年と言います。
というか、この経済が停滞した原因は、個人所得が上昇しなかった事が原因です。
一方で、配当はアップしているという事実は、今回分かったと思います。
要は、企業は業績の向上とともに、「外部」にお金を配分している事が分かりますよね。
昔は、この行き先が、従業員だったのが、今は株主に渡すということになっているわけです。
ただ、株式会社ですから、その企業の経営の一握を握っている株主に配当を渡すということに関しては、ステークホルダー資本主義という考え方からは当たり前の考えですが、この流れを見て分かる通り、投資も何もせず、ただただ労働すると言う事が、いかに無駄な事なのかと言う事が分かりますよね。
それに今後、さらにデジタル化が進めば従業員をいかに減らし経費を減らす事で、利益を出すかと言うことを経営者は考えていきますので、この流れはもう止められないでしょうね。
ぜひ、この事実を理解して、行動していきましょう。
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