アメリカのダウが再上昇中です。
好景気の雰囲気が出ていますが、これってトランプ大統領のシナリオ通りなのでは??と感じてしまいます。
それについて分析します。
アメリカ株が再浮上中!
米国株式市場は、11月に入り上昇を続け、主要株式指数は、揃って最高値を更新しています。
これって本当にアメリカは景気が良いのでしょうか?
実はトランプさんのシナリオ通りの可能性があります。
トランプさんのシナリオとは?
トランプさんの今の目標は、もちろん大統領選での「勝利」です。
そのためには、アメリカ景気が良い必要があります。しかし、自分のツイッターの発言だけでは、さすがに株価までは操作できません。
そこに必要なのは、連邦準備銀行(FRB)など多岐にわたる協力です。
なぜFRBの協力が必要なのかというと、FRBは日本でいう日本銀行なので、市場に出回るお金をコントロールできます。
その手法は、いわゆる「利上げ」「利下げ」です。
これにより、市場に出回るお金をコントロールすれば、株価を上げることも下げることもできるんです。
簡単に言うと、「利下げ」すると投資家にとっては、銀行にお金を預けておくよりも、株式に投資した方が、利息が高くなるので、銀行への預金ではなく、株価にお金を流入させます。
反対に、「利上げ」を行うと、投資家は、リスクのある株式にお金を預けるよりも、安定して稼げる銀行にお金を預けておいた方が良いので、株価は下がります。
しかし、FRBというのは、政府からの独立性を保たせる必要があるので、トランプさんの思惑通りに動いてくれるわけではありません。
そこで、トランプさんは、「利下げ」せざる負えない状況を作ることを考えたのではないでしょうか?
利下げせざる負えない状況とは?
アメリカは、利下げを行う前、経済指標は良い結果を出しておりましたし、株価も上昇中でした。
一方、「利下げ」と言う手法を使うときは、通常株価が落ち込んでいたりする景気が悪い時であるため、利下げをする必要性はなさそうです。
しかし、株価をさらに上げ、トランプ大統領の功績をアメリカ国民へアピールさせるためには、トランプ大統領にとっては「利下げ」し、株価をさらに上げたいわけです。
そこで、トランプ大統領は、2019年に入り、中国への圧力をかけ続けてきました。
その時の株価変動は以下の通りです。
ここから分かるように、アメリカが中国へ圧力をかければ、世界経済はリスクオフの動きます。リスクオフになれば、アメリカ株は下がりますし、円高になります。
FRBとしても、「米中貿易摩擦・世界経済の減速懸念がある」と考えるようになります。
その時のニュースの画像は以下の通りです。
となれば、FRBとしても、何か手を打ち、好景気を持続させる必要があります。その結果、「利下げ」と言う手法を使わざる負えなくなったのです。
そして、FRBは2019年9月に「利下げ」を実施しました。
結果として、アメリカ株は、買われ、最高値をキープしています。
まさにトランプ大統領の思惑通りです。
さいごに
トランプ大統領は流石の策士ですね。
利下げが行われた後、トランプ大統領は、米中関係は、徐々に回復傾向にあり、現状一時休戦状態です。
おそらく大統領選が終わるまではこの状態が続くのではないでしょうか。
と言うのも、圧力をかければ、株価は下がりますし、そうなると選挙戦に影響が出ます。
一方、このままアメリカ景気は上向きが続くのかと言われると、そうとも言えないリスクがあります。
それは、インフレ率です。
本当に、好景気であれば、各企業の業績は上がり、物価も上がります。しかし、インフレ率は、そんなに上がっていません。
と言う事は、FRBの利下げにより、一時的に上がっているだけと言う見方もできます。
従い、上記の理由から、勝手な予想を言うと、やはり2020年にかけて株価も下がり、円高方向のストーリーは変わらないのではないでしょうか。
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