2019年2月4日からドイツのメルケル首相が、日本を2日間訪問し、安倍首相との会談を実施しています。
そのメインテーマは以下です。
・日本とEUのEPA発行
・G20への課題
このメインテーマの日本とEUのEPA発行というのが、今後世界の大きな変動を起こしてくる可能性があります。
まず、EPA(Economic Partnership Agreement)とは、日本とEUの自由貿易協定の事です。なので、これを結ぶ事で、EUと日本との間の輸出入の関税が、大きく撤廃される事になります。
日本製品だと、94%程度、EUの製品だと99%が撤廃の対象となります。
そうなれば、日本は米国との貿易よりもEUとの貿易がより活発になっていくことが良いに想像できます。
これは、EUにとっても日本にとっても、対アメリカに対して、強い武器ができるという事になります。
トランプ氏が、アメリカファーストを唱えているため、関税の引き上げを試みようとしていますが、そうする事で、アメリカ以外の国の間でより貿易が活発になり、結果として自分(アメリカ)の市場を食いつぶす可能性があるのです。
そのため、EUと日本は、対アメリカへの対策として、この二国間協定を推し進めて行こうとしています。
もちろん、この協定が結ばれれば、さらに対アメリカに対して、USD/JPYは、大金武器ができたという事で、円高方向に動く可能性が大きいです。
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