ポンドは日々チャートが大荒れ状態です。でも、なぜこの様な事が発生しているのか。
それは、イギリスのEU離脱に関する情報で、日々ポンドが大きく動いています。
イギリス議会は、1月15日にEUと合意した離脱案をイギリス議会内で、否決しました。
要は、自分たちで、EU離脱すると言っておきながら、EUが出した離脱の条件は、飲めないと突っぱねたということです。
この影響で、イギリスはEUとの間で離脱の条件を定めない、「合意なき離脱」というのが、現実味を帯びてきました。
では、なぜ国民投票で合意された離脱案を今頃になって否決したのか?
それは、メイ首相の息のかかった議員でさえも、今回のEU離脱に対して、反対に転じているためです。
議員数の内訳概要は以下の通りです。この中で、保守党の2/3しか賛成に回らなかったため、EU離脱に対して否決になる事態となりました。
・メイ首相率いる与党(保守党):317議席
・メイ首相と連立を組む民主統一党:10議席
・コービン党首率いる最大野党(労働党):256議席
・スコットランド国民党:35議席
・自由民主党:11議席
・その他:21議席
もし、この合意なき離脱というのが実施されれば、どうなるのか?
それは、様々な弊害が発生します。それは予想される通り、すでに関税のかからないEU内で仕事をしてきた企業にとっては、2019年3月以降にいきなり、関税がかかる可能性が出るため、「ヒト・モノ・カネ・サービス」で市場は今から大混乱になるでしょう。
そのため、EUの要人のあらゆるコメントにより大きくチャートが動いていたという事です。
さらに、この様なイギリスの大混乱に対して、議会は責任を求めるためにメイ政権に対して、内閣不信任案を採決する可能性があります。
もし採決されれば、イギリスのメイ政権は退陣に追いやられ、一気にポンドは売りに走ることが予想されます・・・。
そうなれば、さらに為替は動いてくることが予想されます。
メイ首相の内閣不信任の採決は、日本時間1月17日の早朝ですので、この辺りさらに為替が動いてきそうですね。
この様な状況を鑑みれば、不信任案の可決される可能性は高く、間違いなくポンドは売り傾向が強くなりそうです。
この辺りを頭に入れて、Fxにとりくむと非常に興味深いですね。
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