日々コロナのニュースに埋もれてしまい肝心の米中貿易戦争の状況が気になっていたトラエンです。
その最新状況について調べてみましたので、ポイントをかいつまんで説明します。
本記事のポイントは以下の通りです。
✔︎ 米中はもはや緊迫状態
✔︎ WHOはもう中国がのっとった?
✔︎ 次は、サイバー戦争?金融戦争?
米中はもはや緊迫状態
最近はコロナの影響で、互いに自国の対応に追われて、相手を牽制していないのかな?
と思っているかもしれませんが・・・
全くそんな事はありませんでした。
トランプ大統領は、2020/5/14にFOXビジネス・ニュースのインタビューで以下の通り発言しています。
中国に非常に失望している。
全ての関係を遮断する事もできる。
いやー穏やかじゃないですね。
2019年はまさに米中貿易戦争により為替相場・株式市場は右往左往しており、今までは、経済指標により相場が動いていたのに、
トランプさんのTwitterの一言でいきなり動くという事もザラにありました。
2019年12月に米中貿易交渉で第一段階で合意しましたけど、これは本当にお互いに合意し易い内容だけを合意しただけで、本当に協議が必要な内容はこれからなんです。
しかし、この様子じゃ、まぁコロナが落ち着いたら、互いにバッチバチのやり合いになりそうですね。
ちなみに、ジャーナリストで作家、拓殖大学の客員教授である宮崎正弘氏も、以下の通り警笛を鳴らしていますね。
熱い戦争には至らなくても、現在の米中対立は事実上の戦争状態である」としている。つまり、関税をめぐる「貿易戦争」は、ファーウェイ排除にみられるハイテクの争奪をめぐる「技術戦争」に移行している。
確かに、私の本業の業界で調査したところ、最近サイバー戦争が発生している様なことを聞きました。
こうなってくると、次は、金融資産を狙った金融戦争になり、さらに経済が混乱する可能性はありますね。
コロナでも米は中に大激怒
5/18にWHO(世界保健機関)の総会が始まったのですが、この会見を見て、まぁビックリでした。
WHOは、既にCHO(中国保健機関)になったの?という感じです。
というのも、いきなり始まった会見は習近平氏による開会演説でした。そして、その発言は以下の通り始まりました。
「この間のWHO(世界保健機関)の新型コロナウイルス対応に関する貢献を高く賞賛する。中国は今後とも、公開、透明、責任ある態度で、世界運命共同体に尽くしていく……」
習近平氏としては、中国がコロナの感染源ではなく、コロナ終息に向けて貢献しているというアピールをしたかったんでしょうね。
しかし、世界で最も被害を受けているアメリカは、WHOのテドロス事務局長を中国の手先と揶揄しており、WHOへの拠出金を停止する!とも言っています。
また、一番頭にきたのは、2020年11月の再戦に向けた見通しがすっかり狂ってしまった事でしょうね。
この様な背景からも、米中関係は、まさにズタボロです。
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さいごに
今回の米中関係の悪化により、実際に日本にも多くの影響が出ています。
例えば、大統領令により、中国製品のアメリカ輸入禁止ですね。
私の本業でも、製品を組み込むにあたり、中国製品なしでは、製品の組み上げはかなり困難な状況です。
ただ、完成品を例え日本で製作したとしても、小さな部品が中国製なら輸入NGです。
そうなると、コストがかかりますし、部品の選定から始まるので、かなり影響が出ます。
この様なことからも、海の向こうの大きなニュースが実は、我々の身近なところに影響が出るんですよね。
いずれにせよ、この米中問題はまだまだ目が離せませんね。
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