世界が注目する米連邦準備理事会(FRB)による、利下げ発言ですが、11月13日に実施されました。
その内容について紹介します。
利下げは一旦休止
FRBの発言の結果は、「利下げは一旦休止」です。
利下げというのは、中央銀行から各種銀行が、資金を借りる際の、金利のことであり、その金利を下げれば、資金調達しやすくなります。
そうなると、市場にお金が出回り、アメリカ株は上がる傾向が強いです。
実際に、トランプさんは次期大統領再選を狙っているからこそ、「利下げ」や「マイナス金利」を強烈に今まで言い続けています。
もう少し細かい内容を知りたい方は、ぜひ以下を参照してください。
しかし、トランプさんの思惑とは別に、FRBのパウエル議長は以下理由から利下げを一旦休止しました。
「現在の環境においてマイナス金利が適切ではないことは確実だ。」
「米経済は強固な状況にある。米国では経済成長、堅調な消費セクター、物価上昇が続いている。成長率やインフレ率が非常に低いときにより大きな経済圏でマイナス金利が導入される傾向があるが、米国には当てはまらない」
確かに、コメントの通り、アメリカ株は、最高値を更新しており、この段階で利下げをするのは、過度の株価を更新させてしまうため、適切ではないですね。
トランプさんはどう出る?
トランプさんがどうしても、さらに株価を上げたいのであれば、利下げを強要するはずでしょう。
しかし、FRBと政府はそれぞれ独立した立場にいるため、強制はできません。
そのため、株価を下げるために、米中貿易問題という唯一の懸念点を拡大させ、FRBに利下げを強行させるかもしれません。
実際に、米中通商交渉で11月13日農産物購入をめぐり暗礁に乗り上げたという報道が出ています。
米中貿易摩擦で問題が出て来ると、市場はリスクオフの流れを織り込んできますので、株価は徐々に下がる可能性がありますね。
そこで、再度FRBは、利下げについて考えざる負えず、トランプさんの狙い通り、「利下げ」が検討され、再度株価は、上げてきます。
そして、トランプさんは、自分の功績だと発言し、大統領再選というシナリオですね。
やはり、今後の動きから目が離せませんね。
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