投資をしていく上で、今の韓国経済の状況はしっかり把握しておく必要がありますが、韓国があまり良い状況で無くなってきました。
その内容について、過去の経緯をもとに振り返ります。
未来を予想するためには、しっかり過去を把握しておく必要があるので要チェックですね。
韓国の22年前の悪夢とは??
韓国経済は強いと主張を続ける文在寅政権ですが、本当にそのような状況なのか?それを把握するためには、22年前の出来事を振り返ってみましょう。
22年前の1997年に発生したアジア通貨危機で韓国は国家破綻の淵まで立たされました。
流れとしては、以下のような流れです。
・ウォンが暴落
・ムーディーズによる韓国企業の信用格下げ
・韓国国債の格下げ
・韓国がIMFの管理下になる
簡単に説明すると、
ウォンが暴落する事で、韓国は輸出に頼っている国なので、韓国企業の売り上げが激減し、信用格下げが行われました。
大多数の企業が格下げされる事で、国として返済履行能力がないのでは?と考えられ、韓国の国債が格下げされました。
そして、韓国経済が立ち行かなくなり、経済再建のために、国家全体が国際通貨基金(IMF)の管理下に置かれ、
結果として、多くの企業が倒産したという流れです。
IMFの管理下に入るという事は、それ以上国家の信頼を下げないというメリットがありますが、無条件に支援を受けられるわけではありません。
そのため、徹底的な財政改革が実施されますし、企業の縮小や解体が実施されるので、大企業や中小企業に対して韓国の意思とは関係なく改革が実施されます。
22年前、韓国はとんでもない状況に追いやられていた事が分かりますね・・・。
現在の韓国は??
ウォンはリーマンショックから回復したものの、ウォンの価値は下がっています。
そして、以下の記事でも紹介しましたが、韓国の経済状況は非常に悪化しています。
そして、韓国は以前IMFの支援を受けた事により、外国人投資家の資金が一気に流入しました。
結果として、上場株式市場の時価総額の5割が、なんと外国人投資家によるものです。
しかも、ポイントは、このほとんどが長期投資ではなく、短期投資であるという事です。そのため、投資の逃げ足が速いので、一旦減速しだすと止められないんです・・・。
さらに、大きなポイントは、韓国は通貨協定スワップがドルやユーロとないんです。
通貨協定スワップとは、各国の中央銀行同士が、一定のレートで今日帝国相手の通貨を融通し合う制度で、これにより為替の大きな変動がないようにしています。
それがないという事は、外国人投資家が逃げ出した時、韓国は大変な事になりますね。
さいごに
韓国がとんでもない事になる可能性が分かりましたが、日本への影響はどうなるのか?
実は、日本の韓国への融資は世界第3位であり、メガバンクの韓国向け「貸出残高」は以下の通りです。(2019年3月末時点)
- MUFG 4,255億円
- 海外貸出全体 421,796億円(米国持株会社、タイ現地銀行含む)の1%
- 三井住友 2,330億円
- 海外貸出全体 221,205億円の1%
- みずほ 7,196億円
- 海外貸出全体 253,970億円の3%
みずほが飛び抜けて多いですね。韓国経済が傾いた時、みずほへの影響は必至ですね。
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