投資対象を常に探しているトラエンです。
本記事では、最近さらに新興国からビットコインが注目されていると言う内容について説明します。
やっぱり、コロナとビットコインは関係がありましたね。
本記事のポイントは、以下です。
✔︎ 新興国の通貨価値が危ない
✔︎ 新興国がビットコインに注目する理由とは?
新興国がやばい?
今年に入り、新興国のデフォルト(債務不履行)が続いています。
デフォルトとは、債権発行者に対して、元金や利息の支払いが遅れる事なのです。
まぁ、いわゆる借金の支払いが遅れる事ですので、それだけ世間の信用が一気に暴落すると言う事です。
それが、2020年だけで以下3カ国に対して発生しています。
✔︎ アルゼンチン
✔︎ エクアドル
✔︎ レバノン
そして、その予備軍としても考えられているのが、南アフリカやインド、ナイジェリア、ブラジルで、比較的経済的に中所得と言われている国についても、デフォルトになる可能性があるとして、リスクが高まっています。
他にも産油国として、経済を成立させていた国での信用リスクも高まっており、新興国が今窮地に立たされているんです。
なぜ新興国がやばいの?
新興国がやばい理由は、まぁみなさん予想通りコロナでもあるのですが、
大元の理由は、2008年のリーマンショック以降に米国が行った低金利政策をもとに、ドルの調達金利が下がり、ドル建ての借金を膨らませたことにあります。
米国の政策金利が下がれば、ドルの調達金利も下がっていくのですが、それは以下の図を見てもらえればわかると思います。
2016年以降米国政策金利が上がりましたが、また2020年は政策金利が下がったので、この調達金利も今は下がっていますね。
この間に、新興国は自国の経済を発展させるために、米国から借金をしていたんです。
そして、新興国は、ドルによる借金なので、ドルで返済する必要があるのですが、コロナ禍で産油国は、原油価格の大暴落で、収入も大暴落しています。
また、観光事業も、コロナの影響で、全く収益がない状態です。
そんな中、新興国の信用リスクが下がり、過去最大級のドル高新興国通貨安という状況が続いてます。
そうなってくると新興国は内需で自国通貨を稼いでも稼いでも、為替の影響で全く借金が減らないという最悪な循環に陥ってしまっているんですね。
結果、今回の様なデフォルトという形になっています。
そして、次に来るのは、インフレですよね。
自国の通貨の信用リスクが下がれば、その分モノを購入するために必要なお金が高くなっていくわけです。
という事は、信用リスクの少ない人たちは、貯金していても、貯金の額は減らないでしょうが、モノの値段の方は上がっていくので、相対的に通貨の価値が目減りしていきますよね。
これが、今新興国の人たちが直面している問題なんです。
ビットコインは金融資産
そこで新興国の人から資産形成として注目されているのが、ビットコインです。
もちろん安定資産として「金」や「ドル」を求めているのですが、この「ドル」が曲者です・・・。
というのも、アルゼンチンが先駆けとして、「ドル」を購入する人たちに対して35%にも及ぶ課税を課す事が2020年9月に報道されていました。
国の経済が立ち行かなくなったので、国民の資産家で資産をドル保管しようとしている人から、税金をがっぽりとって借金返済にしようとしているのが見え見えの政策です。
まぁ、国民も馬鹿ではないので、であれば代替通貨や代替資産である「金」「ビットコイン」に資産を移そうという動きが進んでいます。
さいごに
日本は、先進国であり、デフレが続いているため、あまり自国通貨の価値が落ちて、相対的に自分の資産が目減りするという事に対して、「ピン」とくる人が少ないですが、
世界では、インフレで、自国通貨に対して信用していないという人の方が多いです。
トルコリラなんて、この前大暴落し、トルコの中央銀行の外貨準備高が過去最低と言われていました。
これは、通貨の価値を安定的にするための、中央銀行の機能が破綻したという事です。
ただ、日本もこうならないとも限らないので、しっかりこういうニュースは頭に入れておきたいですね。
結局最後は、頼れるのは自分しかいないので、自分のスキルをしっかり高めていきましょう。
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