いつ株式市場が暴落するのかヒヤヒヤのトラエンです。
本日のニュースはあのCLOが崩壊するかもしれないというニュースです・・・。恐ろしいですね。
本記事のポイントは以下です。
✔︎ CLOをまさかの投げ売り
✔︎ 日本市場への影響は?
欧州CLOを80%値引き売却
資産家マイケル・ヒルツ氏のヘッジファンド運営会社CQSは4月、現金を確保するため、あのCLOを元値の80%相当まで値引きして売却している事が報じられていました。
CLOって何だよ?という方は、まず以下の記事を読んでみてください。
でも、これやばく無いですか?
CLOは簡単にいうと、リーマンショックの原因となったサブプライムローンのように信用度の低い企業に対して、高金利で融資を行い、その融資を回収する権利を金融商品として投資家に販売しているものです。
そのCLOの金融商品をヘッジファンドが、80%値引の状態で、売却したという事です。
80%ですよ・・・。
もともと100万円だった商品を20万円値引きで売るとか、ほぼ投げ売り状態ですよね。
ちなみに、Bloombergの記事には以下の通り記載されていました。
市場参加者らによると、CLO取引は3月と4月にほぼ干上がった。裏付けとする債権プールの質に応じて、米国のCLOは額面1ドルに対し20セントから80セントのプライシングだったという。欧州CLOも同程度の価格だった。
出典元:
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-02/QBAX0XT0G1KW01
これを簡単にいうとこんなところですかね。
コロナの影響で各企業の経営状態はギリギリ
↓
信用度の低いCLO商品の危険度が増していると投資家が判断
↓
CLOの取引が、ほぼ行われなくなった(干上がった)
↓
ファンドが危険を感じ、CLO商品を投げ売り
↓
今後・・・どうなる?
● アフターコロナで生き残る大手企業と倒れる企業の違いとは?
さいごに
ファンドがCLOを投げ売りし出すというのは、相当危険な状態ですね。
そして、この投げ売りにより今後どう影響するのか?がポイントになりますが、
このCLOをたくさん持っているのは、何を隠そう日本の農林中金ですよね・・・。
という事は、日本市場への影響も大きいものになります。
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