新型コロナの影響からいかに復活を遂げるか日々考えているトラエンです。
そんな中、あのマクドナルドがこのコロナ禍の影響でこっそり凄いことになっていたので紹介します。
この記事のポイントは以下です。
● なぜマックはV字回復できたのか?
● 消費者が求めている事?購入したい理由は何?
マックのコロナ影響からのV事回復とは?
マクドナルドは、やはり当初このコロナの影響で、売り上げを落としていましたが、1ヶ月でV時回復させています。
その結果は以下の通りです。
✔︎ 3月 前年同月比 -0.1%減(約4年ぶり)
✔︎ 4月 前年同月比 +6.7%増
なぜ、そんなことができたのか?同じ飲食業社がどんどん売り上げを落としている中、そんなことが本当に可能なのか?
やはり、そこには、コロナに合わせたビジネススタイルの変革と競合との差別化がありました。
おそらく、これには、3月の成績を元にどうなるのか?
今後どういうビジネススタイルの設計をすれば良いのか?
そこをしっかり把握し改善していく事で、ちゃんとV事回復できたんですね。
ちなみに、その3月の成績とは、上記の前年同月比-0.1%減だけが、指標ではなく、以下が重要な指標だった様です。
✔︎ 既存店来客数
4月 前年同月比 -18.9%減
まぁ、これを見て、そりゃコロナの影響で店舗に来る人が少なくなるのは当たり前だろうと思うかもしれませんが、ここで、マクドナルドが、取った対策は、「ドライブスルー」1本に絞るという作戦です。
ただ、ドライブスルー1本に絞るだけではなく、客単価を上げる事にも注力しています。
具体的には、今まだ以上に、ファミリー層に受ける商品を開発し、ドライブスルーで来たお客様に対して、心をうつ商品を開発し、客単価を上げる事に成功しています。
結果として、客単価は、4月で前年同月比+31.4%に成功しています。
ランチェスター戦略で見る今回の対策効果は?
では、実際に、今回のマクドナルドについて、ランチェスター戦略を元に、どういう戦略であったのか?見てみたいと思います。
ランチェスター戦略ってなんじゃい?という方はぜひ以下の記事を読んでみてください。
① 局地戦略
今までマクドナルドは、店舗での販売、ドライブスルー、ターゲット層は、子供から大人までと広い市場で戦っていましたが、今回の戦略では、以下の通り、一気にターゲットを絞る作戦に出ています。
市場:ドライブスルーのみ
ターゲット層:ファミリー層
② 一点突破戦略
上記と若干重複しますが、今までやっていた広範囲の市場から、今だからこそ、ドライブスルー1点集中で商品開発を行なっています。
例えば、今までは2人用・3人用セットという商品やクーポンというのはなかったのですが、今だからこその一点突破戦略で、上手にこの情勢を乗り切っていますね。
③ 奇襲戦略
奇襲戦略で、まさに口コミを元に、話題を振りまいているマクドナルドです。
例えば、マクドナルド渋滞です。
今回のドライブスルーに一点集中した事で、わざと行列をデザインし、話題を呼んでいます。
すばらしいの一言ですね。
他にも、「江崎グリコとのコラボ」「モバイルオーダ機能の追加」などなど、攻めの姿勢を継続しています。
さいごに
マクドナルドが、今回のV字回復をするのに、ランチェスター戦略を元に、戦略を練っていたかどうかは、不明ですが、
ランチェスター戦略を元に考えたら、しっかり理に適った戦略である事が分かりますね。
常に、成功の裏には、理由がありますので、どういう風に成功しているのか、調べる事で、自分たちの成功にも役立つ情報にもなりますよね。
ポイントは、我々は常に消費者は、自分の生活を改善したいという欲求を求めています。
その改善のために、今我々が持っているスキルでどういう風な改善のサポートができるのかを考える事です。
今コロナ禍で、消費者は、人との接触を避けて物を購入したいけど、そういうことが出来ない。
さらに、一度にモノを購入したいと考えている中、マクドナルドは、ベストな選択ができていた、凄いの一言です。
[…] ● マクドナルドがなぜいち早くコロナショックから抜け出したのか? […]
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