「利下げ」と「米国株」の相関とは|アメリカ在住投資初心者向け

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2020年3月3日に、FOMCは異例となる0.5%の緊急利下げを発表しました。

これが米国株にどのような影響を与えるのか、過去の事例をもとに検討したいと思います。

これを読めば、「投資の基礎力」が身につきます。

最初は、この辺も分からず闇雲に対応していたため、こういう情報が纏められていれば、役立っただろうなと思っています。

利下げとは|基本編

FOMC(連邦公開市場委員会)という、アメリカの金融政策を決定する会合があるのですが、そこで、景況判断し政策金利の上げ下げの方針を決める場所です。

そして、この政策金利を下げる事をFOMCが3月3日に発表しました。
ちなみに、政策金利とは、アメリカの中央銀行が一般銀行に融資する際の金利の事です。

通常は、景気が向上し、個人消費が向上していった結果、景気を引き締めるために、金利を上昇します。

そして、景気が落ち込んでいったら、個人消費が冷え込み、景気への「カンフル剤」として、利下げを行います。イメージ図として、下図を参照してください。

株価と利下げの相関とは?

前章で説明した通り、通常は、利下げを行うのは、景気が悪い時です。

そのため、利下げを行う事で、米株価は、上がっていきます。
我々が学ぶ事ができるのは、過去の事例ですから、過去の事例をもとに、紹介すると以下の通りですね。

利下げを行なった後、株価は常に上昇を繰り返しています。

アメリカの経済状況は?

アメリカの経済状況は、直近では確かにコロナウイルスの影響で、下げ傾向にあります。以下がS&P500のチャートです。

コロナウイルスが拡大する中、大幅な下げを見せているのは事実ですが、5年間の状況を見るに、まだまだ全体では上げ傾向な状態です。

また、3月6日に発表された2月の雇用統計の結果も、失業率は3.5%と低い状況ですし、農業分野以外の就業者数は27万人増加と雇用も継続して安定的な状態です。

この状況から見て、まだまだアメリカ経済は強い状況である事が分かります。

従い、一旦コロナウイルスの影響で、大幅な下げを見せたものの、「利下げ」の影響も相まって上げ傾向になる可能性が高いのではないでしょうか。

さいごに

今回は基礎の基礎である「利下げ」と「株価」の関連性から、今後の米国株の動向がどういう方向にあるのか、客観的に見ていきました。

アメリカはまだまだ雇用も安定している状況ですし、コロナウイルの特効薬などが発表されれば、大きく反発してきそうですね。

兎にも角にも、「コロナウイルス」に世間が振り回されている事がよく分かります。

 

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