中国が世界の覇権を取るために欠かせない、エネルギー問題。
それについて、中国は着実に進めている事が分かります。
中国のエネルギー事情
中国は、日本を抜き現在世界最大の石油・天然ガスの消費国です。
一方は、アメリカは、シェールガスを取り出す事に技術的に成功したいわゆる「シェール革命」以降、産油国として世界最大となりました。
この結果だけを見れば、中国は、第一エネルギーを買いたい、アメリカは、売りたいという事で、両者の意見が合致しているのですが、
これでは、中国が目指す世界の覇権争いに、優位に働かなくなります。
というのも、現在中国にとって米産LNGの輸入拡大により貿易赤字が続いており、自分たちの立場が弱い立場にあるからです。
あくまで、中国の最終目標は、世界の覇権を再び取る事であり、そのためにの不安要素は排除すべきだからです。
中国が脱アメリカを目指す動きとは??
中国は、中国北西部のオルドス盆地で石油探査で、新たな油田を発見しました。
これは、10億トン級の油田であり、2018年の天然ガス輸入量が9,000万トンですから、かなりの規模の油田を発見した事が分かりますね。
これにより、輸入量が下がってくれば、中国ーアメリカとの交渉も、優位に進める事ができます。
また、サウジアラビアとイラン問題で、アメリカはイランに対する制裁で、石油輸出規制を実施し、イランの石油は宙に浮いている状態です。
従い、中国は、イランから輸入すれば、脱アメリカにさらに一歩前進します。
他にも一帯一路構想により、中国の脱アメリカは前進させています。
このような中国の動きから目が離せませんね。
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