最近よくリーマンショック級の経済悪化というのが叫ばれています。
例えば、「逆イールド・カーブの発生」や「レポ金利の高騰」などです。
さらに、他にもそういったニュースがありましたので、紹介します。
それは、「ドイツ銀行」の経営破綻です。
ドイツ銀行とは??
ドイツ銀行は、ドイツの中央銀行ではなく、ドイツの最大のメガバンクです。
日本で言えば、「三菱UFJ銀行」のようなものです。
ただ、違う点は、ドイツ銀行はもともと、投資部門ドイツ銀行の収入の75%を占めており、その中で金融商品のデリバティブによる資産が
75兆ドル(約7500兆円)
もあります。
ドイツのGDPが4兆ドルですから、その19年分のデリバティブがあるということです。
デリバティブとは、「先物取引」「オプション取引」「スワップ取引」などの金融商品の総称がデリバティブです。
この金融商品が、なんと7500兆円もあるため、多くの投資家からドイツ銀行は資金を調達しているという事が分かりますし、この7500兆円に何かあれば、ドイツ全体の経済に与える影響は相当大きいです。
さらに、ドイツ銀行は、ギリシャのCDSを持っています。
ちなみに、CDS(Credit Default Swap)とは、3人(3者)の登場人物がいます。
例えば、添付画像のようにA社とB社、C社がおり、B社がA社に対して1000万円の借金があるとします。
A社は、B社が倒産しても食いっぱぐれないように、C社に対してCDS契約を結び、保険をかけておきます。そのため、A社は、C社に対して保険料を定期的に支払う必要があります。
C社は、保険料をもらっているので、B社に対して、もしものことがあれば、借金を肩代わりする必要があります。しかし、B社に何もなければ、丸儲けですね。
なぜ経営破綻かもしれないの??
ドイツ銀行の概要については、前章に記載の通りですが、そんなドイツ銀行は実は、ギリシャ国債のCDSを保有しており、ギリシャ国債がデフォルトすると、ドイツ銀行が肩代わりしなくてはいけなくなります。
だから、EUはギリシャが経済的に厳しい時に、必死に助けたんですね。
また、ドイツ銀行の経営状況が悪化していることが分かる点として他にもあり、全社員97,000人のうち7,000人のリストラを行いました。
他にも、格付け会社フィッチ・レーティングスは、ドイツ銀行の格付けを「BBB」へ降格させました。
その降格の理由として「収益性改善とビジネスモデル安定の面で進ちょくが限定的であり、困難が続く状況を反映」とコメントしており、
このような状況からもドイツ銀行がかなり厳しい状況であることが分かると思います。
さらに最悪な事に、ドイツ銀行のCDSを保有している銀行も多数あります。
従い、ドイツ銀行が破綻すると、それを助けるために、連鎖的に世界の企業が経営破綻していく可能性が高くなります。
だから、ドイツ銀行が破綻するとリーマンショック以上の経済不安が襲いかかる可能性が十分あります。
経済の状況は10年に1度訪れると言われており、2008年にリーマンショックが起こっているため、そろそろ何か発生しても良さそうな期間になってきました。
従いこういうニュースは要注意ですね。
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