仮想通貨(暗号通貨)のリップルとは?安全?今後伸びる可能性はある?

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仮想通貨法が施行された2017年は、仮想通貨元年となる可能性があります。現在は総資産1位となる仮想通貨(暗号通貨)は、ビットコインです。

次いでイーサリアム。

そして(2017年7月現在)第3位がそのリップル(Ripple)です。
ここでは、リップル自体について、そしてリップルの今後の可能性について説明したいと思います。

リップルの前に、仮想通貨(暗号通貨)の基礎を把握しておきたいという方は、まず右記リンクを参照してから、本記事を見るとわかりやすいと思いますので、ぜひ参照ください。(リンク

目次

リップル(Ripple)とは??

ここを読んでいる方はすでに仮想通貨(暗号通貨)を理解していると思いますので、基礎は省きます。もし、まだよく分からないという方は、右記リンク(リンク)を参照ください。

リップルの創設者は?

Ripple(リップル)は、2004年に Ryan Fugger によって考案された決済プロトコルです。


Ryan Fugger氏
転用元:https://naation.com/2013/10/23/the-creator-of-ripple-ryan-fugger-talks-about-the-global-trust-payment-network/4703/

リップルのリリースまでの軌跡

リップルのリリースまでの軌跡として、まず、ビットコイン取引所の Mt.Gox の創業者として知られる Jed McCaleb が、2011年にビットコインの仕組みを応用した 「Consensus Ledger」 を考案しました。

これは、各トランザクションのリストやアカウント情報の保管する技術であり、ブロックチェーンと似たような技術です。

「Consensus Ledger」は「eDonkey」というP2Pのデータ送信ソフトの開発者である David Schwartzと Arthur Britto と共に実装を開始されました。


David Schwartz氏
転用元:https://ripple.com/company/leadership/

2012年にフィンテック業界のイノベーターとして知られる Chris Larsen が Jed McCaleb 等のチームに合流しました。


Chris Larsen
転用元:http://promati.club/ripple/interview_with_chrislarsen_ceo_of_opencoininc/

そして、Ryan Fuggerとの話し合いの結果、リップル・プロジェクトの指揮権が Chris Larsen 等のチームに譲渡され、リップル・プロトコルと Consensus Ledger の統合が行われました。

その後、ビットコイン・コミュニティのリーダーの一人である Stefan Thomas により改良が加えられました。


Stefan Thomas
転用元:https://ripple.com/company/leadership/#stefan

その結果、現在のリップル の原型である リップル Consensus Ledger が誕生しました。

上記の歴史より、リップルは、ビットコインの技術を伝承し、さらに改良を加えられた通貨であることがわかります。

リップルの特徴は??

リップルというのは、以下のようにリップル・ネットワークを構築されています。


Rippleネットワーク
転用元:http://gtgox.com/the-ripple-ledger-consensus-process/

上記の図を簡単に説明すると、各○(白丸、青丸)はノードと呼ばれるサーバー機(スーパーコンピュータ)を表しています。

この白丸(tracking node)は、我々ユーザが発信したトランザクション(取引【例:送金】)を一度受け取ります。

次に、validation nodeに渡したり、ユーザからの問い合わせに回答したりする役割があります。

そして、validation node(青丸)が実際の承認処理を実施しています。

コンセンサス処理とは??

コンセンサス(承認)処理の説明の前に、まずビットコインの承認処理の説明をします。

ビットコインの承認処理をマイニングといい、PoW (Proof of Work)という方法をとり、承認作業を実施していました。

このPoWというのは、日本語でいうと「仕事の証明」という意味で、コンピュータの計算能力を競い、最も早く暗号を解けたPCにビットコインを与えるという仕組みです。

この承認作業を行うことで、報酬としてマイニングに成功したコンピュータにビットコインが支払われることになります。

それに対し、リップルは「コンセンサス」という手法をとり、承認作業を行なっています。

コンセンサス処理では、コンピュータによる膨大な計算によるものではなく、一部の承認者であるValidator(【図上の】)と呼ばれる承認役割を担うコンピュータにより承認処理が行われます。

そして、Rippleネットワーク内の承認者のリストをユニーク・ノード・リスト(UNL)と呼んで、このUNLの80%以上が有効と判定した場合、UNLの承認者たちによって管理されているConsensus Ledgerに承認が記録されるという仕組みになっています。

この仕組みはPoWに対して、プルーフ・オブ・コンセンサス(Proof of Consensus:PoC)と呼ばれています。

PoCによる承認作業では、PoWによるマイニング作業のように電気を消費する必要がなく、数秒以内に承認が完了するため、非常に高速な取引が可能となっています。

UNL内の各承認者は、お互いをリップル・ネットワークの承認者として許可し合うことでネットワークを形成していて、許可されなかった承認者はネットワークから除外されることになります。

現在、UNLの管理は、リップル社が行っており、その中にリストされている承認者のほとんどはリップル社が管理しているサーバーで構成されています。

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リップル社の今後の可能性とは??

リップル・ネットワークの取引の承認は、上記に記載した通り、実質的にリップル社が行っていることに等しく、「中央集権的なネットワーク」です。

しかし、実はこのコンセンサス処理というのは、ビットコインの場合、マイニングを行なったコンピュータに対して、それ相応の対価(ビットコイン)を支払うシステムになっていますが、リップルのコンセンサス処理は対価を支払うシステムになっていません。

と言う事は、ほぼボランティアのようなものです!

これでは、リップルとしてもその処理を自分だけで続けていては、その業務が足かせになってしまう可能性もあります。

そこで、リップル社が公開している次の計画にとして、今後段階的にリップル社で管理しているサーバー(Validator)を停止していき、

他のノードを承認者として加えていくことによって非中央集権的なネットワークにしていくとのことです。

でも、そんな人たちが本当にいるのだろうか??と思いますよね??

それが、いるんです!!

リップル(Ripple)は、すでにこのシステムを世界中の銀行や金融機関に導入しています。

こういったリップルを利用している銀行等は、リップル社がValidatorを止めてしまうと、トランザクション(取引)が円滑に回らなくなり、困る可能性もあります。

従って、将来的には現在リップル・ネットワークを利用している銀行や金融機関が承認者となり、ネットワークを支えていくということが考えられます。

そう考えると、時代により形を変え進化させようと考えているリップルは非常に可能性がある仮想通貨であると言えると思います。

リップルとビットコインの違いは??

もうすでに、上記までにリップルとビットコインの違いについて記載しましたが、まとめとして記載します。

リップルとビットコインの違い⑴: Consensus Ledge

あまり大きな違いではありませんが、トランザクションの管理網がビットコインの場合、ブロックチェーンであるのに対し、リップルはConsensus Ledgeです。

さらに、リップルのConsensus Ledgeは、Validatorにより管理されており、そのValidatorを取りまとめているリストをUNLと言います。

 

リップルとビットコインの違い(2): コンセンサス処理

ビットコインがトランザクションの承認処理をマイニングと呼び、それをPoWというシステムを使い対応しているのに対し、リップルはコンセンサス処理というシステムを使いトランザクションの処理を行っています。

これにより、今までビットコインの問題となっていた承認処理の時間10分というのが大幅に削減され数秒で完了しています。

 

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リップル・ニュース

リップルの最新ニュースについて、以下で紹介していますので、リンクを参照ください。

海外のリップル・ニュース

リップルの市場は主に金融関係と言われています。従い、リップルのニュースは主に、海外金融関係のニュースが多いです。詳細については、以下を参照ください。

リップルの価値推移に関するニュース

リップルの価値に影響を及ぼしそうなニュースの詳細については、以下を参照ください。

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さいごに

リップルが価値を伸ばす可能性ですが、もちろん神のみぞ知る事です。しかし、金融関係はとても注目している事は間違いありません。

その理由として、すでに多くの金融機関・銀行がリップル・ネットワークに参画しており、金融業界で注目の暗号通貨です。

さらには、リップルの元々の生成目的は、中間通過です。いわゆるある通貨からある通貨への換金と送金をスムーズに行う事です。

それを実現したのがコンセンサス処理です。

そのため、その市場にマッチした通貨として現在大きく広がっているという背景があるため、今後も伸びる可能性は大きいと思います。

最後まで購読ありがとうございました。

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