2017年に入り、仮想通貨(正式:暗号通貨)にて以下のような動きを見せているロシアですが、またまた公の場で、コメントを発表しました。
・ロシア独自の暗号通貨
・世界に対して、暗号通貨は無視できないと発言
ここでは、そのことについて、説明します。
ロシアは本当に自国を仮想通貨(正式:暗号通貨)大国にしようと考えているようですね。
目次
ロシアがなぜ仮想通貨に力を入れるのか?
ロシアという国ですが、実は、原油生産国であり、サウジ、アメリカに次ぐ世界第3位の産油国です。
ただ、それ以外の産業というのは、あまり発展しておらず、基本原油、石油、天然ガスといった、化石燃料に自国の産業を委ねているというのが現状です。
以下は2015年の輸出入品目の実績の割合です。
転用元:http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1887786.html
これを見ても分かる通り、やはり大半が化石燃料に頼った貿易収支である事がわかると思います。
ただ、現在世界は、クリーンエネルギーと言われる時代に突入しようとしており、化石燃料を使用した発電等は、市場規模が年々縮小傾向にあります。
そういった意味で、ロシアは次なる産業を見つけ出さなければならない岐路に立たされていると言っても過言ではないでしょう。
ロシアは仮想通貨のリスク教育を実施予定
現在のロシアの経済状況から、次なる打ち手の一つとして、仮想通貨(正式:暗号通貨)に対する教育に国として力を入れていこうとしているようです。
その裏付けとして、ロシアの財務大臣であるアントニ・シルノアフ大臣はRossiya24チャンネルのテレビインタビューで、以下のとおり語っています。
今後ロシア政府として、一般市民に対する仮想通貨(正式:暗号通貨)の教育を実施していく予定である。
特に、それら仮想通貨に投資する際の潜在的な危険性についての教育を重視していく。
仮想通貨のリスク教育の理由は?
財務大臣は、仮想通貨等の新規勧誘される商品に関し、リスクが高いことを重々承知しているため、
まず国民に対して、規制されていない金融商品への危険性の説明がまずは当面の課題となると感じているようです。
この教育のために、ロシアは世界銀行と経済協力開発機構(OECD)と提携し金融リテラシー(読み書き)と教育のためにロシア信託基金というものを立ち上げたようです。
ただ、財務大臣は、あくまでこれは大きな戦略の一部であるとも語っているため、このような発言からも、ロシアの本気度が伺えると思います。
さいごに
ロシアの本気度は日々のニュースから伺えると思います。
現状化石燃料に貿易を委ねてきたロシアとしては、他国と同じような産業を今から初めては、なかなか世界情勢で優位に立つことは難しいでしょう。
しかし、現在新たにできた、仮想通貨(正式:暗号通貨)という市場で一気に覇権をとり、世界の経済の中心に躍り出ようと考えているのかもしれませんね。
また、イーサリアムの生みの親でもあるヴィタリック氏もロシアにいることも強みの一つではないでしょうか。
そういう意味では、やはりロシアがイーサリアムを全面バックアップし、さらなる拡大をさせたり、新しい仮想通貨(正式:暗号通貨)の拡散に力を入れる可能性は十分に考えられます。
そう言った意味でもとても興味深い動きかと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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