2017年10月にビットコインは、ハードフォークをし、ビットコインゴールドが誕生しました。
さらに、2017年11月と12月に、ハードフォークをする予定です。
この12月に誕生する新たなるビットコインの情報がありましたので、紹介します。
目次
2017年12月に新たなビットコイン・シルバーが誕生??
2017年12月にビットコインは、またまたハードフォークを起こし、分裂します。
そして、分裂して誕生するのが、ビットコイン・シルバーです。
まず、ビットコイン・シルバーの特徴は以下のとおりです。
• 供給量:2100万枚
• マイニング:POW
• マイニングハードウェア:GPU
• プロック間隔:約10分
• ブロックサイズ:1M(2-4M)(*1)
• Segwit:有
• リプレイ対策:有
• 固有のアドレスフォーマット:有
(*1)さらにハードフォークし、ブロックサイズを拡大させる可能性あり。
この特徴だけでは、ビットコインとの差はあまりないですね。
ビットコインとビットコイン・シルバーの違いは?
ビットコインとビットコイン・シルバーの大きな違いは、マイニング方法です。
マイニング方法として、両者ともPoW(Proof of Work)を採用していますが、
そのアルゴリズムが以下の通り変わってきます。
ビットコイン: SHA256
ビットコイン・シルバー: Equihash
この違いですが、Equihashとは、すでに、Z-Cashという仮想通貨(正式:暗号通貨)に使用されているアルゴリズムです。
Equihashというのは、PCのメモリ(RAM:Random Access Memory)の容量により、どれだけマイニングする事ができるのか決まります。
それに対して、SHA256というのは、ハードウェアによって、マイニングできるか出来ないか決まります。
従い、マイニングへの参入がしやすいのが、Equihashと言う訳です。
ビットコイン・シルバーの目的は?
ビットコイン・シルバーの目的は、前章に記載したように、マイニングへの参加を促すために誕生します。
もともと、ビットコインを誕生させたサトシナカモトという人物の想定では、ビットコインのマイニングは以下のように想定されていました。
「One CPU One vote:1つのCPUで1つの投票」
これは、まさに分散管理、全員で監視するという事を目的とした通貨という事を意味していると思います。
ビットコイン所有者全員で、ブロックの整合性を確認し、正しいか、正しくないか投票するという事でしょう。
それが、現在のビットコインは、中国のマイニング企業等の一部に偏ってしまっている事を懸念して、
新たなビットコインであるビットコイン・シルバーが誕生することになります。
さいごに
新たなビットコインの誕生により、市場はまた一時混乱をもせるでしょう。
また、今回のコンセプトは確かに悪いものではないでしょう。
しかし、ビットコイン・ゴールドも、多くの人にマイニングに参加してほしいという同様の意見のもと、誕生しています。
そのコンセプトの違いが、いまいち分からないところです。
さらに、あまりにも分裂が多すぎるというのも懸念点です。
そして、今後、ビットコイン・シルバーが需要を拡大させていくとすれば、マイニング市場自体を、さらに拡大する必要があるでしょう。
しかし、本当に多くのユーザがそのマイニングをするという需要があるのか?
というのが、ポイントになるのではないでしょうか。
ユーザとしては、適切にトランザクションが処理されれば、問題ないと思っていれば、ビットコイン・シルバーの需要拡大は、難しいでしょう。
従い、ビットコイン・シルバーの市場は、マイニングにより収入を得たいと考えている、
もう少しコアな市場となり、ビットコイン以上の拡大は望めないような気もします。
そのあたりを、今後どのように検討し、市場を拡大させていく策を講じるかが、ビットコイン・シルバーには必要なのかもしれません。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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