どうもトラエンです。
久々にソフトバンクの事について、記事にしたいと思います。
いやーソフトバンクさんの動きが、凄すぎて、国内メガバンクではもうついていけないような雰囲気になってきましたね。
その事が分かる内容が、日経に出ていましたので、紹介します。
本記事のポイントとは、以下です。
✔︎ ソフトバンクの借入先に変化が?
✔︎ そもそも邦銀のルールを無視しているソフトバンク
ソフトバンク外資の借入が急増??
ソフトバンクG(以下SBG)の借入動向について、以下の通り日経新聞に取り上げられていました。
ざっくりいうと、現在の借入先のトップはみずほ銀行なのですが、2〜4位はなんと、外資系になってしまっているようです。
まぁ、理由としては、外資系は、株式を活用した業務に強いため、SBGが保有する中国アリババの株式を担保に融資をしているようですね。
過去10年間の銀行借入状況が表になっていましたので、以下を参照してください。
まぁ、見て貰えば分かるように、「JPモルガン」「クレディ・アグリコル」「ドイツ」「シティバンク」など錚々(そうそう)たるメンバーが、2020年から2021年にかけて急激に融資額を伸ばしています。
ちなみに、この状況は、SBGの2021年3月決算資料を見ると
「SB Northstarの有利子負債」の項目に「上場株式の取引への使用を目的とした短期借入金:+1 兆 2,039 億円 ・アリババ株式を活用した借入れ(マージン・ローン):+60 億米ドル」との記載があります。
なので、外銀から借入した金額を資産運用会社である「SB Northsta」が上場企業であるAmazon、Facebookのような企業に投資しているという事ですね。
投資先も海外、借入先も海外、SBGだけが日本という、全部海外でクローズされてしまう話なので、なんじゃこりゃという感じではありますが・・・
このようないわゆる財テク融資というのは、邦銀はバブル時代に痛い目にあったそうで、今はやっていません。
なので、邦銀はいわゆる事業投資に対して目を向けているので、これ以上の借入をSBGに対して行うのは、難しい状況という事でしょうね。
さいごに
ちなみに、融資トップのみずほ銀行ですが、みずほFGの貸し出し残高の1%は、実はSBGが占めています・・・。
1企業が全体融資額(83兆円)の1%を超えるというのは、かなりすごい事であり、SBGが傾いた瞬間に、みずほ銀行としても相当なダメージを強いられる事になってしまいます。
一方で、三菱UFJは、残高推移から見て、減少傾向にあることから、ちょっと距離を置こうとしている事がわかります。
こういう状況を見て、ちょっとSBGの動きは、邦銀の体力を超えつつあるという感じですかね?
そもそも、株式投資を行うために、融資をするというのは、邦銀は行なっていませんので、厳しい状況だという事が分かりますよね・・・。
ただ、SBGの売り上げは過去最高を叩き出していますし、手数料もしっかり払ってくれるので、今後の邦銀の動きには注目ですね。
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