コロナ渦において、コロナのニュースが中心となり、得たいニュースがなかなかゲットできていないトラエンです。
そんな中、デジタル人民元に関するニュースがありましたので、紹介します。
デジタル人民元ってなんだよ??という方は、ぜひ以下の記事を読んでから、本記事を読んでいただければと思います。
【デジタル人民元とは?】
中国人民銀行がデジタル人民元について公式発表
久々に中国人民銀行が、中国デジタル人民元について開発状況を以下の通り公式発表していました。
人民银行召开2020年全国货币金银和安全保卫工作电视电话会议 https://t.co/JlpaX1MnQs
— トラエン@ 投資家|ブロガー (@Tra_En1019) April 11, 2020
中国人民銀行は、北京で開催されたテレビ会議で2020年の最優先事項はデジタル人民元の発行にあるという計画を打ち立てたていました。
さすが、中国共産党ですね。
デジタル人民元について、本気で突き進めています。
そして、この会議でデジタル人民元の進捗について触れていました。
それは、アリババ、ファーウェイ、テンセントといった中国の民間大手ITと共同開発中のデジタル人民元が基本的な機能の開発を完了させ、流通させるための関連法案の検討段階にある。と公式発表していました。
ちなみに、このデジタル人民元の大きな特徴は以下と記載されていました。
✔︎ 現金発行及び返還システムの改革
✔︎ セキュリティの高さ
✔︎ 現金管理システム
これだけ見ると、素晴らしいようにも思えますが、これを管理するのは、もちろん習近平氏率いる中国共産党です。
ですので、最終的にはやはり「中国全土の絶対的管理」をするためにより良い通貨の製作を考えているでしょう。
そういう視点で見てみると、公表されている文章の裏がなんとなく見えてきます(笑)
例えば、「現金発行システム」の改革で言えば、国の経済状況に合わせ、独立性を持った中央銀行が、国債を買ったり、金利を下げたり、ETFを買うことで、通貨量をコントロールされます。
しかし、デジタル通貨により、国の経済状況が完全に共産党によって掌握されるので、通貨のコントロールというのが、より簡単に共産党によって、迅速にできるようになります。
また、「返還システム」として、今中国が推し進めている「一帯一路構想」にも関連してくるでしょうね。
中国のお得意な手法として、その国に、現金融資を行い、貧困な国の都市開発を推し進め、多額の返済を求めるというのがあります。
しかし、その返済がうまくいかなかった場合は、その土地を中国が管理するという、間接的な植民地活動です。
そこに、今中国が開発中のデジタル人民元の新しいシステムである返還システムが導入されるのではないかと予想できますね。
さすが中国。しっかり、目的と対策がバッチリですね(笑)
また、最後の「現金管理システム」も同様ですよね。
おそらく国民全員の現金を管理するくらいの勢いで、このデジタル人民元は活用されるのでしょうね。
もうすでに、中国は、信用スコアというのを導入し、国民の属性管理を行なっていたり、中国警察官がつけているサングラスは、顔認証システムが搭載され、国民を管理・監視しています。
そこに、この現金管理システムが導入されても、なんら不思議ではないですよね。
さいごに
中国デジタル人民元は、コロナ渦においても、着実に推し進められており、やはり中国が世界の覇権を取るために、最重要項目である事がよく分かりましたね。
そして、このデジタル人民元が、中国共産党のための通貨である事がよく分かります。
でも、この通貨が2020年に今後大注目になることは間違い無いですね。
[…] ● デジタル人民元の最新情報とは? […]
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