ソフトバンクがやっぱりアメリカから狙われている|アメリカ在住投資初心者向け

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どうもトラエンです。

ソフトバンク株が大暴落中ですね。
2月までは、5,600円ほどあった株価が、何と1ヶ月で、2,687円まで下落し約50%も価値を落としています。

もちろん、その1つの理由は、コロナウイルスによる市場の混乱がありますが、実は、ソフトバンクの場合は、それだけではないんです。

その事についてここでは解説します。この記事のポイントは以下です。

SB(ソフトバンク)の米国からの視点

ソフトバンクですが、日本での視点は、ソフトバンクビジョンが注目を集めており、AI(人工知能)を中心とした事業に投資すると言いつつ、

なぜOYOやWeWorkなどの企業に投資をしているのか疑問視されています。

詳細は、ぜひ以下記事を読んでいただければ分かりますが、ソフトバンクは、WeWorkと言う企業へ投資した事で、相当な痛手を負っていると言うのが、日本での見られ方です。

しかし、米国としてのソフトバンクに対する視点は、中国へ加担している企業として見られているようです。

そのため、前々から私からもコメントしていますが、米国からの圧力が相当強くなってきています。

米国からソフトバンクに対する圧力がさらに強くなってきていると感じる理由は、以下2つです。

(1) 今頃注目されるスキャンダル
(2) クラウドマインズ問題

(1) 今頃注目されるスキャンダル

今頃注目されると言うのは、2015年に日本でも少し報道されたソフトバンクビジョンファンド設立の主導者であり、ソフトバンクグループの米国戦略子会社Softbank Internet and Media, Inc.(SIMI)の戦略的ファイナンス責任者であるRajeev Misra氏が、

当時ソフトバンク社長であったNikesh Arora氏に対して「ハニートラップ」をかけてその地位を失墜させようとした事に対する報道が2020年3月にWSJなどから報道されています。

この計画は、実質失敗に終わったのですが、なぜこのような事が今頃WSJで報道されるのか?

非常に疑問です。

何か米国のソフトバンク包囲網が発動したようにも思えませんか?

(2) クラウドマインズ問題

米国のソフトバンク包囲網の可能性が分かる他のニュースとしてクラウドマインズ問題があります。

クラウドマインズと言う企業は、ソフトバンクが支援する中国企業で、クラウド上にAI(人工知能)をおき、それとロボットをつなぎ合わせる事で、新たなサービスを構築しようとしている中国企業です。

事業としては非常に素晴らしく今後注目を集めそうな、企業です。

しかし、まさに米中問題の渦中の中にいる企業でもあります。

その理由は、米国が民間企業向けの対中輸出規制を強化した結果、クラウドマインズは、中国に対しては自社のiphoneや家具さえも輸出できない状況にあるようです。

ソフトバンクビジョンは、クラウドマインズにも投資しているため、この規制によりメイン市場である中国に製品や部品さえも発送できず、クラウドマインズの売り上げは激減しています。

結果として、投資しているソフトバンクにとっても、クラウドマインズにとっても相当な痛手です。

実は、クラウドマインズがこのように輸出規制を受けた初の企業ではなく、ソフトバンクが買収した英ARM社も輸出規制を受けていました。(今は既に解消しているようです)

このように、ソフトバンクが買収した企業に対して、米国からの圧力があり、輸出規制がかけられ、企業価値が落ちて、ソフトバンクが痛手を負い、ソフトバンクの株価が落ちると言う構図が出来ているように見えます。

さいごに

個人的な勝手な見解で言えば、やはり米国としては、米中貿易問題で勝利しなければ、次世代の世界の覇権を中国に取られると言う危機感があるのでしょう。

そのため、米国は各国にファーウェイ製品などの5G関連機器から手を引くように推奨しています。

その意に反する動きを見せた企業に対する圧力をかけている可能性もあるのではないでしょうか?

ソフトバンクは、5Gと4Gの基地局からは、ファーウェイを排除する事を決定しましたが、やはりファーウェイや中国企業とのつながりは強いです。

例えば、5Gを活用したロボット研究についてファーウェイと実証実験を行う契約を結んだりしています。

また、ファーウェイ製スマホの販売などもソフトバンクは行っています。

このような点にといて、アメリカから目をつけられ圧力を受け、結果ソフトバンク株価が暴落という状況になっていそうです。

この点から言っても、ソフトバンクとの距離の置き方として、今株安になっているからと言って、今が買いではなく、米国から目をつけられている以上、ソフトバンク株に手を出すのは、少し危険ですね。

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