自動売買ツールの製作が楽しくなっているトラエンです。
本日の記事は、先日マクドナルドがこのコロナ禍において、成績を残し続けているという記事を紹介しました。
● マクドナルドがなぜいち早くコロナショックから抜け出したのか?
その一方で、あの有名飲食チェーンである鳥貴族が沈みゆくというニュースがありましたので、紹介したいと思います。
この記事のポイントは以下です。
✔︎ 実は鳥貴族がピンチ?
✔︎ 責めない姿勢を持つ物は淘汰される
有名飲食チェーン鳥貴族の現状
2020年5月12日に焼き鳥チェーン「鳥貴族」の2020年4月の売り上げが発表されていました。
その結果は、何と・・・
前年同月比のマイナス96.1%減少というとてつもない結果でした。
確かに、このコロナ禍において、多くの企業が苦しんでいますが、この様な結果は、今までないですね。
鳥貴族は、同業他社同様に、4月4日から393店舗で臨時休業を決定しているんですが、パートやアルバイトを含め雇用を維持し、「100%給与補償」を打ち出しており、経営者としては、素晴らしい制作です。
ただ、素晴らしいのは今のところここまでで、このコロナ禍で働き方がガラっと変わり、他社がテイクアウトやデリバリー、通販と様々な試作でトライアンドエラーを繰り返している中、
鳥貴族は、その動向が全く見えません・・・。
その結果が、コレですね・・・。
経営者は、従業員を守る事が第一であり、従業員はお客様ファーストで動く事がビジネスにおいての鉄則です。
鳥貴族の場合、従業員を守るための、初動は素晴らしかったですが、従業員がお客様ファーストで動くための環境を整えることを経営側が怠っているのではないか?と疑問に思われても仕方ない結果ですね。
鳥貴族ほどのブランド力があり、固定ファンがいれば、デリバリーでも食べたいという人は、いるはずです。
もちろん、簡単にはいかないでしょうし、トライアンドエラーが必要ではあるでしょう。でも、その土俵にも立たず、前の環境に戻るのを待つというのでは、企業として成長を放棄していると見えちゃいますよね。
それに、このコロナ禍で、ビジネスモデルの再設計が絶対に今後必要になります。例えば、こういう状況になっても耐えられるビジネスモデルを形成しておく必要があるんです。
そこが、鳥貴族には、足りない様に今のところ見えますね。
もしかして鳥貴族は、豊富な資産がある?
ここまで鳥貴族が動きを見せないとなると逆に、豊富な資産があるので、余裕をかましているのかな??
と思えてきますよね。
そこで、2019年7月期決算書を見たところ、確かに約40億円を保有していそうです。
しかし、もちろんですが、借り入れがあるので返済も必要です。
そして、鳥貴族は、4月末に25億円の資金調達をしたので、現在の資金はおそらく約65億円ですね。
その支払いタイミングでは3月分の諸々の経費が発生します。
1店舗あたり、維持費だけで軽く見積もっても400万円くらいするでしょうし、それが393店舗となると、軽く見積もって15億円/月の支払いが必要です。
400万円 x 393店舗 = 約15億円/月
そうなると、このコロナ禍において、耐えられたとしても、7月くらいまででしょうね。それまでに鳥貴族が次の手を打ち出さない場合、「ジ・エンド」ということになるでしょう。
以前紹介したマクドナルドと比較すれば、容易にわかりますが、やはりこういう時だからこそ、変革に柔軟に対応し、ビジネスモデルの再設計を図っていかないと、勝ち残れないですよね。
まさに、「責めない姿勢を持たぬ者は、淘汰される」です。
我々も、個人として、いつか終わって、普段の生活に戻れるので、今は我慢し続けるという甘い考えではなく、有能なビジネスパーソンになるために、この状況を把握し、しっかり自分の生活スタイルを再設計できる人間にならないといけません。
ぜひ、一緒に頑張っていきましょう。
[…] ● ビジネスをする上での心得|なぜ鳥貴族は沈みゆくのか? […]
[…] ● ビジネスをする上での心得|なぜ鳥貴族は沈みゆくのか? […]