日産自動車の株は今買うべきなのか|若手投資家オススメ

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日産自動車は2020年2月13日に、2019年4月〜12月期決算を発表しました。

結果は、売上高が前年同月比12.5%減の7兆5073億円、損益計算書の見方でも説明しましたが、本業のもうけを示す営業利益は82.7%減の543億円、純利益も87.6%減の393億円となりました。

また、カルロスゴーン氏の一件もあり、日産の株価は、大急落となっています。

では、この日産自動車の株式は、今買うべきなのかどうか?少し検討してみたいと思います。

日産ブランドは地に落ちる|稼げる地域がない

日産自動車は、もちろんですが、国内だけで販売しているわけではなく、海外も含め販売しています。自動車メーカの屋台骨を支えるこのグローバル販売台数というのが、8.1%減となっています。

地域別の販売台数を見ると、以下の地域で前年同期割れという状況です。

・日本
・中国
・北米
・欧州
・中東

東南アジアでは、まだ大丈夫のようですが、アジアやヨーロッパの市場では、かなり厳しい立場に追いやられています。

この結果、各地域で以下の通り、営業赤字が続いています。

・国内 96億円の営業赤字
・欧州 259億円の営業赤字
・アジア 327億円の営業赤字

バランスシートから見る日産自動車は?

メディアの報道から見た場合、確かに、日産自動車は、もう世界と太刀打ちができないのではないかと感じます。

前章に記載した通り、赤字が拡大しているため、本当にもうダメなのか?2019年のバランスシート (賃貸対照表)をもとに見ていきます。

私が計算した結果、バランスシートから算出したい指標は、以下の通りでした。

・自己資本率 28%
・流動比率 145%
・当座比率 115%

自己資本率とは、返済不要な自己資本をもとに、キャッシュが回っているかという指標になります。

一般的に、40%以上であると、倒産しにくい企業であると言われています。例えば、日産の競合他社である三菱自動車やトヨタ自動車は、以下の通りです。

三菱自動車 46.5%
トヨタ自動車 38%

この自己資本率という指標が、日産自動車は、低いことから金融機関からお金を借りてキャッシュを回しているという事が分かります。

じゃ、もうダメなのか?というわけではなく、30%近い数値であるため、すぐにダメになるというわけではないです。

例えば、JALが倒産した際は、5期ほど自己資本率が15%以下が続いて、結果としてキャッシュが回らなくなり、倒産となりましたので、それと比較しても日産自動車は、まだ大丈夫ですね。

日産自動車に期待したい事

日産自動車に期待したいことは、まずはゴーン時代の負の遺産を整理する事ですね。

というのも地域で営業利益が落ちているのは、前会長のゴーン氏時代に、まずは経営のスリム化をするために、コストカットを繰り返していました。

そして、コストカットしたお金を設備投資に資金を集中させ、商品開発にお金をあまり回していませんでした。

その結果、他社が2年半でモデルチェンジをするところを日産は約5年でモデルチェンジすることで、開発費を抑え、量産力を強化していったのです。

これは、ゴーン氏の時代には通用しましたが、CM(コマーシャル)でよく言っている通り、日産が技術の日産だとするのであれば、その時の経営方針を転換し、不要な設備投資や工場を閉鎖するなどして、ゴーン時代の負の遺産を整理することです。

そうしなければ、2019年5月に日産グループで12,500人の人員削減をするという再建計画を発表しましたが、さらなる拡大につながり、投資家の不信感だけが募り、株価が下がっていきます。

だからこそ、まず何処かのタイミングで特別損失などを上げて、全ての膿を出さない限り、将来の成長につながらないと思います。

そのためにも、社長となった内田氏には、もう少し覚悟を持った言動を期待したいですね。

というのも、この状況で決算発表時に、記者からどのような質問が来るかは、大体分かると思います。

いの一番で聞かれるであろう「業績は本当に好転するのか?」という質問に対して、「これから議論していく」と内田氏は回答されました。

しかし、このような回答であれば、誰でも出来ます。

むしろ時代の流れは確実に早くなっており、自動運転や5Gを活用した新しい技術革新なども日々生まれている状況で、このような今後検討するという回答は非常に残念でした。

さいごに

まず直近で日産が大変なことになるという状況ではなさそうです。

ただ、唯一の懸念点は内田氏に、今の体制を立て直せるかどうか?という疑問は残りますが、個人的に期待していることが解消されれば、日産はまた盛り返してきてくれると期待しています。

特に、2020年2月時点の株価は、あまりに低すぎる水準にある事から、今後のために仕込んでおくのも、1つの手かもしれませんね。

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