FOMC(米国連邦公開市場委員会)による政策金利について、9/19 3:30amに発表がありました。
金利低下については、予想していた通りの結果でしたね。(予想記事:リンク)
しかし、利下げを行うと、「円買い」が通常なのにも関わらず、なぜドル買いとなったのか??
なぜ利下げしたのに、ドル買いになったの?
通常は、利下げをすると、長期金利が下がり、その利下げをした通貨を持っていても、金利がつかないので、その通貨を保有しているメリットが下がります。
従い、別の通貨を持つように、市場は動くのですが、今回は、その逆である利下げをしたドルを買われる動きが強くなりましたね。
では、なぜか?
それは市場は、利下げだけではなく、今回の利下げだけでなく、追加の利下げを期待していたためです。
今回の利下げで最後であれば、ドルの金利が下がることはこれ以上はないと考え、買いが強くなったのでしょう。
これは、19年末までにさらなる追加利下げを見込むFOMCメンバーは、17人のうち、7人に留まったためです。
他の5人は、金利据え置きと予想し、残りの5人は、金利を戻すという事に予想しました。
一方、この利下げの判断と今後の見通しに対して、トランプ大統領は、ボロカス言っていますね。
何れにせよ、FOMCの結果やコメント内容から米経済は米中問題があるため、懸念材料はあるものの、良好な状態が続いているという事で、まだドル買いの勢いは続きそうですね。