9月に入り、上昇トレンドを続ける為替市場ですが、これが本物なのか??
はたまた騙しなのか??
騙しではなさそうな理由①
国際通貨基金(IMF)当局者は、9/13に通商摩擦が世界経済に重しになっているものの
世界的なリセッション(景気後退)は、程遠いとコメントしていました。
その理由は、IMFのライス報道官は、米中が相互に発動もしくは、計画している関税措置によって
2020年の世界のGDP(国内総生産)は0.8%に押し下げられるという見方も示しています。
しかし、サービス分野は底堅さが見られるほか、消費者信頼感も持ちこたえており、全体として、リセッションと言える状態ではないと考えているようです。
従い、経済指標の発表ごとにリスクオンの方向に行きそうですね。
騙しではなさそうな理由②
一番の大問題である米中協議ですが、トランプ大統領は、12日に、以下のようにホワイトハウスの記者団にコメントしました。
「包括的な合意の方が良い。」
これは、現在関税は、一部撤廃などの動きを見せていますが、今一番争わなければいけない、ハイテク製品を含めた包括的な関税の合意が必要という事でしょう。
米中が今争っているのは、次世代の地球の覇権争いです。
それが5G時代で決着がつく可能性が高く、この5Gに関するハイテク製品を含めてどう決着をつけるのか、徐々に前向きに検討しています。
また、10月に行われる協議までは、両国ともに前向きな動きを見せるでしょう。
そうでなければ、トランプ氏の場合は、国内の指示も危うくなっているので、
ここはトランプ氏はしっかり自分が両国の健全な関係修復に一躍買ったとして国内へアピールしてくるはずです。
さいごに
トランプさんの国内人気を保つためにも、まずは、10月まで、為替が戻りそうですね。
直近で言えば、2018年3月が底値から復活するのに、8週間上昇が続きました。
現在ちょうど同じポイントで反発しているので、この点からもしばらくは上昇が続きそうです。
なので、今から同程度は、上昇気流が続きそうです。
従い、トランプさんの国内へのアピールをしっかり理解し、エントリーしていきたいですね。
ドル円は、次のターゲットは、110.7円あたりかと思うので、その当たり前様子見が必要ですね。