現在の日本の景気回復は、高度経済成長を遂げた「いざなみ景気」や、「バブル景気」も超えてきたと言われています。
では、本当にそうなのか?実際に生活している我々に実感はあるのか?
おそらく「No」と答える人の方が多いのではないでしょうか?それもそのはず、我々が、景気が良くなったと感じるということは、我々自身の財布や給与が上がった時に感じるはずです。
では、実際の厚生労働省が出す現金給与総額の推移を見てみると、その推移は特に右肩上がりで上がっているわけではありません。
ほぼ平坦な状態です。
そのため、我々国民は戦後最大の景気回復をしたと感じているわけではないのです。
あくまで今は、経済成長率が「微々たるプラス」になっている期間が戦後最長に長いというわけです。
長くなった要因は主に、金融緩和策により、市場に資金が溢れ、日経平均が数年前から2倍程度に引き上がりました。
これは、企業が、投資家からの資金調達に成功したというあくまでの目安であり、我々家計へ影響する話ではありません。
また、2019年の経済成長率は、肝心の「輸出」は、米中問題により、伸び悩む可能性も高いです。
企業の建設投資についても、すでにオリンピック需要はピークを迎えており、これ以上の伸びは期待できません。
唯一期待できるのは、円高による収益増大です。
輸出量自体は、米中問題により増えない可能性の方が高いですが、米中問題やEUの経済状況(ドイツの経済状況・EUから英離脱)により、投資家のリスクオフの観点から「円買い」が進む可能性が大きいです。
上記のように、日本にとって良さそうなニュースは円高くらいなもので、「戦後最大の成長継続」や「いざなみ景気超え」というキーフレーズに騙されてはいけません。
今こそ、我々はこの状況をしっかり把握し、投資術を身につけていく必要がありますね。
企業に期待するのではなく、個人でどう稼ぐかがやはり重要になってきそうです。
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