ブロックチェーンという技術を皆様はどのように感じていらっしゃいますか??
2017年現在、時代は、第四次産業革命に突入しようとしています。
第一次(軽工業)、第二次(重工業)、第三次(インターネットバブル)
そして、現在第四次産業革命として人工知能、IoT、と並び仮想通貨(正式:暗号通貨)やブロックチェーンといった、デジタル技術を活用し、世界を動かそうという動きが進んでいます。
そんな中、第四次産業革命の1つの要因であるブロックチェーンの技術展開状況がわかるニュースが、あの有名航空会社である
Air France KLM(*1)から公開されていましたので、ここでは紹介します。
(*1)エールフランス‐KLM(Air France-KLM、ユーロネクスト・パリ:AF、NYSE:AKH)は、フランスのエールフランスと、オランダのKLMオランダ航空で共同経営する航空会社である。2社の3部門(旅客輸送、貨物輸送、整備事業)から成り立っているヨーロッパ最大の航空会社グループである。
目次
大手航空会社 Air France-KLMがブロックチェーンを導入!
大手航空会社である、Air France-KLMが、ブロックチェーン技術を応用し、自社で実施している以下の業務解析・改善のために、導入することを決めたようです。
・メンテナンス
・修理システム
これは、最近ニュースになり、記憶にも新しい、JAL航空機のエンジンから火が出たというニュースや、
エールフランス航空のエアバスA380型機のエンジン爆発により、カナダのグースベイ空港に緊急着陸したニュース等から、
「メンテナンス」や「修理システム」を誰でも、簡単に確認、解析できるようにするために、導入するものだと思います。
ブロックチェーン技術応用からビジネス展開へ
航空会社が参加した2017年WEBセミナーで、ソフトウェア企業の雄であるMicrosoftやRamco Aviationというシステムプロバイダとともに、Air France-KLMの技術責任者のJames Kormberg氏は、以下のとおりコメントしています。
「メンテナンスのプロセスとワークフローの強化のために、ブロックチェーン技術活用し、強化する。そして、ビジネス展開を検討する。」
過去の事件やニュースからの対策として、
ブロックチェーン技術を適用し、航空機の出発前点検をより定型化し、出発前に最高の状態を維持するための素晴らしい活動かと思います。
さらに、これを定型化し、ビジネスモデルとして確立させれば、
社外展開も可能であり、転んでもただでも、起きないという、素晴らしい一例ではないでしょうか。
ブロックチェーン技術の次なる応用は?
ブロックチェーン技術の最大の利点は、以下です。
・トレーサビリティ(流通)
商品(モノ)の流通経路を生産段階から、最終消費段階まで追跡可能。
・インテグリティ(統合)
他のシステムとの統合により、より完全な状態になる。
・ディスターメディエーション(脱却)
仲介金融機関からの脱却
この利点を活かす場合、メンテナンス等に適用することも勿論可能ですが、他の良い活用方法としては、
やはりサービス向上や効率化のための活用でしょう。
特に、仮想通貨(正式:暗号通貨)との組み合わせ・統合(インテグリティ)により、スマートコントラクトを活用することで、
契約情報の管理や、ポイント管理が分散的に管理可能となります。
さらには、顧客情報のセキュリティ強化にもつながり、チケット販売の改善にもつながります。
さいごに
Air France-KLMによるブロックチェーン技術の応用により、ブロックチェーン技術の可能性がさらに拡大していきそうなことが分かる、期待のできるニュースかと思います。
また、今回のニュースでは、まだ暗号通貨との統合は簡単に紹介程度であり、いつから導入等の話は出ていませんが、
将来的には、展開される可能性が高いと感じました。
これにより、より安全に、簡単に、空の旅を楽しめる時代も、もう目の前まで来ている事が分かるかと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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