2017年11月現在仮想通貨市場で総資産2位のイーサリアムですが、プラットフォームのアップグレードが計画されており、
今後さらに価値の高い通貨になるのではないかと期待が高まっています。
上記ニュースの詳細は、右記リンクを参照ください。【リンク】
そんなイーサリアムの今後の価値がいくらになるのか?と言うことの予想について、
Coinbaseの共同開発者であるFred Ehrsam氏が、2年以内に1,000USD/ETHになるとYCombinator Demo 2017でコメントしていましたので、紹介します。
目次
Y Combinator Demo 2017のイベント状況は?
サンフランシスコに本社を構える世界的にも有名な仮想通貨(正式:暗号通貨)の取引所であるCoinbaseですが、
その共同開発者であるFred Ehrsam氏は、ある大きなイベントに出席していました。
そのイベントとはY Combinator Demo Day 2017です。
これは、年に2度開催される「新規技術」や「新規開発品」をプレゼンするイベントで、世界中から多くの技術が集結します。
【以下図は、Y Combinator Demo Dayのプレゼン風景です】
また、2017年の冬と2016年の夏では、以下の様な分野が技術をプレゼンしていました。
図が示すとおり、金融関係の新規技術、製品のプレゼンが多いですが、多種多様な分野の新規製品のプレゼンが行われている事が分かります。
そんな中、Fred氏は、このイベントに参加し、以下の通りツイッター上でツイートしています。
要は、130社近くの企業が参加し、技術をプレゼンしているが、その中の2社しかブロックチェーンの技術を適用した製品をプレゼンしていないとコメントしています。
YC Demo Day 2017:
130 companies
~70 based on network effects
2 built on a blockchain
🤔— Fred Ehrsam (@FEhrsam) 2017年8月20日
このコメントの背景には、世界の技術産業が過去2年間でブロックチェーン技術やブロックチェーンベースのアプリケーションに需要が向いて来ているにも関わらず、
最新の技術を紹介するイベントで、そのブロックチェーンの技術を適用した製品が少ないことを示唆しています。
ちなみに、これだけ、注目のブロックチェーンですが、なぜ注目度(需要)が高いにも関わらず、新規製品に適用されていないのか?
それは、単純でブロックチェーンの専門家と開発者の数が少ないからです。
イーサリアムの値段はいくらになるか??
Fred氏がツイートしたとおり、Y Combinator Demo 2017ではブロックチェーンの技術よりも、最近適用が多い人工知能等に関する技術プレゼンの方が多かった様です。
この現状から、Fred氏としては、まだまだ市場として拡大していく可能性を秘めていると感じたのでしょう。
確かに、技術者が成長し、ブロックチェーンの技術がさらに多くの分野で使用されれば、その分仮想通貨(正式:暗号通貨)の信頼度も増し、保有者も増える可能性はあります。
実際にその考えがうかがえるコメントが、以下の通りです。
一年前にイーサリアムの価値が、13ドルだったと時、少し高いと感じました。
しかし現在は、技術的にも改善されているため、逆に若干安い様にも感じます。
これらの改善により、イーサリアムの価値は2年以内に1,000USD/ETHになると信じています。I thought it was expensive one year ago when it was at 13 dollars, but today when I see the possibilities created by the technology, I think it’s cheap. I believe Ethereum will be worth $1,000 in a couple of years,
イーサリアムが今後有望の3つの理由
Fred氏が語っている以外にも、イーサリアムが今後有望な理由が3つあります。
詳細は以下のとおりです。
イーサリアムベースのICOの世界で繁栄を続ける!!
イーサリアムは、現在多くのイーサリアムベースの通貨をリリースしています。
このイーサリアムベースとは、イーサリアムのプラットフォームの中で、イーサリアムのトークン(ETH)から新しい通貨を発行(変換)する事を意味しています。
イーサリアムには、スマートコントラクトと言われる、
契約書をブロックチェーンのブロックの中に保存するという、イーサリアム特有の機能を持っており、ビジネスシーン向けの通貨です。
このスマートコントラクトの機能を有意義に使用するため、
イーサリアムベースのICO(Initial Coin Offering)がどんどんリリースされています。
例えば、アプリケーションの中には、自らのゲームやシステム内でのみ使用できる独自通貨等があり、これをイーサリアムベースで課金する事で、
「いつ」「誰が」「どの様な目的」で使用したかを管理できます。
この機能は、管理者からも消費者からも、とても意味のある通貨になります。
このイーサリアムベースの通貨が現在どんどん拡大しています。
イーサリアムは、ビットコインよりもトランザクションに優れている
イーサリアムは、ビットコインに比べ44%も早くトランザクションの処理が可能です。
その裏付けとして、現在ビットコインの待機トランザクションは130,000件以上のトランザクションが未確認状態です。
それに引き換え、イーサリアムの未確定状態のトランザクションは、
30 〜 300 程度で安定しています。
ここから分かる通り、ビットコインがスケーラビリティ問題で、ハードフォークをするか、しないかでゴタゴタしている中、
イーサリアムは着実に、スケーラビリティに対応し、問題を解消しています。
セキュリティ問題にも対応
先日ウォレット(リンク)に関しては、問題が浮き彫りになりましたが、
イーサリアムのブロックチェーンとしては、着実にセキュリティ問題に対応しています。
それはZK-Snarkというものです。
これにより、イーサリアム・ブロックチェーンは、他の通貨よりも一段とセキュリティ性が高くなります。
さいごに
ブロックチェーンの技術というのは、まだまだ開発されたばかりの技術であり、技術者や開発者も少ない状態です。
従い、たとえ各企業がブロックチェーンの技術を適用して、何らかのアプリやサービス事業を展開したくても、開発者がいない状況であるため、現段階では各社としては新規製品への適用は下火になっている状況です。
しかし、ヨーロッパでは大学で仮想通貨(正式:暗号通貨)に関する勉強をしています。(リンク)
さらには、オーストラリアの小学校ではブロックチェーンの勉強に加え、技術を適用してその学校独自の通貨を発行する様な演習をやっている様です。
この様な教育が浸透していけば、技術者や開発者の問題も早い段階で解消されるでしょう。
さらには、その技術が各種仮想通貨(正式:暗号通貨)にも適用されれば、さらに価値を伸ばす通貨になる可能性を秘めていると思います。
上記より、本当に今後が楽しみなニュースということが分かると思います。
最後までありがとうございました。
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補足:イーサリアムの価値推移に関するニュース
イーサリアムの価値が急騰したり、暴落したりすることが今までありました。
全てではありませんが、それなりに理由がありましたので、急騰したり、暴落していましたので、そのニュースについて、是非ご一読ください。
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