ICTの進化によりスマホを筆頭にテレビ等、DVD Player等の家庭用電化製品の多くがネットワークに繋がる時代になりました。
そんな中、皆さんのイメージでウイルスの脅威があると思います。
確かに、皆さんもウイルスの意識はあるが、何をしたら良いか分からない、もしくは無視してしまっていないでしょうか?
そこで、家庭でも簡単に出来る一時対策を以下に記載していますので、ご確認ください。
目次
スマホのウイルス対策は??
IoTの最先端を進んでいるのは、間違いなくスマホです。そんなスマホのウイルス対策を実施している人は、自分の周りも非常に少なく、ウイルス対策を無視してしまっている人も多いのではないでしょうか。
でも、普通に考えてPCのウイルス対策は必要なのに、PC同等の仕様を備えたスマホに対策をしていないのは、不可解ではないでしょうか?
ただ、結論から言うと、ウイルス対策は不要な可能性が高いです。
(私個人の意見は対策は必要ですが、Google様が言うから信じるしかないですね)
理由としては、Androidを製作したGoogleのオープンソースマネージャーである、Chris DiBona氏は以下の様に述べています。
Chris DiBona氏
【英文】
“No major cell phone has a ‘virus’ problem in the traditional sense that windows and some mac machines have seen. There have been some little things, but they haven’t gotten very far due to the user sandboxing models and the nature of the underlying kernels.No Linux desktop has a real virus problem.Yes, virus companies are playing on your fears to try to sell you bs protection software for Android, RIM and IOS. They are charlatans and scammers. IF you work for a company selling virus protection for android, rim or IOS you should be ashamed of yourself. “【和文】
スマホの代表的なOSにウイルスの脅威は今までの経緯から考えて、ありえない。
<中略>
また、もし読者がウイルス対策メーカで働いているのであれば、あなたは自身の仕事を恥じるべきだ!!
上記の発言より、スマホへのウイルス対策は不要な様です。
ただ、スマホも進化はしていますが、ウイルスも進化しています。そのため、ウイルス対策をしていることの安心感はありますので、私自身は対応しています。
ウイルスによる影響とは??
IoTの進化により多くの家電製品がネットに繋がる様になりましたが、上記に記載した通りウイルスへの影響はやはり心配です。
そのため、どの様な脅威があるのか、以下に記載します。
マルウェアによる脅威
マルウェアといきなり言われても、よく分からないですよね。
まず、マルウェア(malware)とは、不正かつ有害に動作させることを意図して作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称です。
よく皆さんが単語として使うウイルスというのは、マルウェアの一種となります。
マルウェアの有名な種類としては以下が存在します。このマルウェアはデータの抜き取りを目的として作成されたソフトウェアの場合が多く、個人情報が流出してしまう原因の1つとなります。
(1) ウイルス
(2) トロイの木馬
(3) スパイウェア
(4) ワーム
さらに、厄介な事はネットワーク拡散機能と自己拡散機能を持っているという事です。
私自身も業務の中でウイルス駆除を行ったことがあるのですが、このネットワーク拡散機能というのが非常に厄介で、全ての端末(例:PC)をネットワークから切り離して駆除しない限り、永遠と駆除できずウイルスとのイタチごっこが続いてしまいます。
転用元:https://www.sony.jp/support/vaio/beginner/school/security/04.html
Telnetによる脅威
Telnetも専門用語で申し訳ないですが、Telnetとは、ネットワーク経由で自分の端末(例:PC)から他のPCへある命令を実行させるために、他のPCへ入り込むためのコマンドです。
通常PC等はTelnetを許可するか、しないかという設定があるのですが、家庭用のネットワーク機器やDVD Playerはおそらくデフォルト設定(初期状態のまま)が多いのではないでしょうか?
そのため、家庭のネットワークに侵入し、その後Telnetによりその端末に侵入し、マルウェアを使い脅威を与えるということが流行しています。
今後考えられる脅威は??
ウイルスによる今後考えられる脅威として既に少し上記で記載している事もありますが、以下の通りまとめます。
1.ルーター感染によるネットワーク妨害
2.PC感染・悪性サイトへの誘導・フィッシングなど
3.ランサムウェア(家庭内の機器をのっとって脅迫する)
4.プライバシー侵害(個人情報を盗む、監視カメラの映像を盗み見する、個人情報やカメラの映像をWEB上で公開するなど)
IoTの脅威から守る対策は??
IoTを脅威から守る対策として、2種類ありますので、以下ご確認ください。
対策(1):スマホに対する対策
スマホであれば以下の様なウイルス対策ソフトです。ただ、これについてはGoogle様のマネージャが不要と言っているので、不要かもしれませんが、情報としてのみ記載しておきます。
(1) ノートン
(2) ウイルスバスターモバイル
(3) マカフィーモバイルセキュリティ
対策(2):ネットワークへの侵入を防ぐ対策
「スマホへの攻撃」も、「ネットワーク機器へのTelnetを利用した攻撃」も全ては、皆さんのWi-Fiに侵入されている事でネットワークから侵入された後に、各端末に攻撃を受けているわけです。
という事は、その大元であるWi-Fiルータに対する対策が必要となります。
もし、ここをデフォルト(初期設定)のままにしていた場合、パスワードをかけているからと言っても、侵入される可能性が高いです。
実は、Wi-Fiの暗号化には、大きく分けて以下3種類があります。
① WEP
② WPA(TKIP)
③ WPA2/WPA
① WEP
WEPとは、デフォルト(初期設定)の場合、よく設定されている暗号化技術です。①〜③はユーザ目線では、正直何も変わりませんが、暗号化のアルゴリズムが異なり、暗号化の強度が異なります。
ただ、WEPは鍵データの生成方法に問題があり、1分前後で解読できます。そのため、これを使う事は避けましょう!!
② TKIP
WEPの弱点を修正したのが「TKIP」です。WEPで問題があった鍵データの生成方法を改善させたものです。
しかし、暗号化の方法そのものはWEPと同じなので、WEPに比べると時間はかかるものの、解読可能です。
従い、これも使う事は避けましょう!!
③ WPA2-AES
WPA2-AESは、WEPとTKIPの対策で生み出された暗号化技術です。そのため、現段階では一番強固な暗号化技術となっていますので、WPA2-AESが一番のおすすめ設定です。
さいごに
IoTの進化により、いろいろな脅威に晒される可能性もあります。しかし、簡単に安価に対策できる事もありますので、ぜひ共有願います。
便利になる一方で、個人情報を守るためのセキュリティが大事になる時代でもあります。
もし、他にも有効な対策がありましたら、共有願います。
最後まで購読ありがとうございました。
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