2017年9月時点で仮想通貨(正式:暗号通貨)市場において、市場第2位であるイーサリアムの
メトロポリスについて、最新英文記事が出ていました。
このメトロポリスは、イーサリアムベースのICO(Initial Coin Offering)が増加する中、欠かせないアップグレードであり、注目されています。
このアップグレードとイーサリアムの多くの可能性より、ビットコインの市場第一位の椅子を虎視眈々(こしたんたん)と狙っていますね。
目次
メトロポリスの実装はテスト環境で完了
イーサリアムの開発者であるVitalik氏は自身のツイッター上で、スウェーデンのロプステンにあるテスト環境で2017年9月19日に実装に成功したと報告しています。
Byzantium went live on Ropsten yesterday. And it just verified a zk-snark proof. https://t.co/vYm5l9BFrJ https://t.co/6XnDaIx92T
— Vitalik Buterin (@VitalikButerin) September 19, 2017
また、zk-snark proof(zero-knowledge Succint Non-interactive Argument of Knowledge)日本語でいうとゼロ知識証明の検証をしたともツイートしています。
ゼロ知識証明とは、自分自身が秘密(例:パスワード)を知っていることを他人に伝えずに、秘密(例:パスワード)を知っていることを伝える暗号化技術の1つです。
このゼロ知識証明をスマートコントラクトに適用することで、実際の秘密情報(例:パスワード)を開示しなくてもよく、プライバシー保護の観点からもセキュリティ性を向上させる事ができます。
イーサリアムの専売特許である、スマートコントラクトの機能により、ブロックチェーン上には、多くの個人情報や重要情報が保存されます。
その情報に対して、ネット上に自分自身の秘密情報(例:パスワード、個人情報等)を開示しなくても、安全に重要情報が確認する事ができるため、セキュリティの面からも素晴らしい取り組みかと思います。
メトロポリスの実装はいつ??
現在のロプステンのテスト状況から、メトロポリスは2017年10月9日が最速での対応予定のようです。
The actual network upgrade to Metropolis proper is slated for early October 9, depending on how Ropsten testing goes.
抜粋:https://www.ethnews.com/ethereums-metropolis-could-be-on-ropsten-as-early-as-monday
このメトロポリスの実装で、毎秒のトランザクション数も向上し、可能性を大きく拡大させるのではないでしょうか。
さいごに
メトロポリスの実態が徐々に明らかになってきたことと、イーサリアムの最大の武器であったスマートコントラクトにセキュリティ性の向上を図ろうとしている素晴らしいニュースだと思います。
特にイーサリアムは、医療関連、音楽業界、不動産業界、製造業等の多くの分野で適用される予定であり、
それぞれの分野ではやはり、「著作権」や「契約書」等の重要情報を取り扱うため、セキュリティの向上を図るのは必須条件です。
確かに、仮想通貨(正式:暗号通貨)は、これからの分野であり可能性を語ることで、日々期待度、信頼度を増すことは大事ではありますが、
一つでも落ち度があった場合、信頼度は地に落ちしまいます。
その前に、日々対策をとっている素晴らしいニュースかと思います。
このままいけば、イーサリアムが10万円台に突入するのも近いかもしれませんね!!
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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