現在スポーツの世界において、相手の選手の癖や試合運びなど多くの点をデータ化し、相手を分析しています。
おそらく野球界の大御所である野村監督が、走りとなりID野球を提唱していましたが、今はどのスポーツの分野でもそのデータ化が進んでいますので、ここでは柔道におけるデータ化の紹介をしたいと思います。
目次
最新技術を使い相手選手をデータ化とは?
文頭に記載しましたが、スポーツのデータ化の走りは、野球かと思います。それは、データにしやすいスポーツであることが、まず挙げられると思います。
例えば、野球はスコアブックというのがあり、一球一球のデータをノートに書き込める様になっており、昔からシステム化されています。
そのため、そのデータをもとに、この選手はどの配球の時に、打ちに来るとかヒットが多いというのがデータとして、昔から蓄積されています。
一方、柔道やレスリングの様な格技は、そういうデータ化に関し、遅れをとっているというか、データ化しづらいスポーツ分野です。
ただ、そのデータ化しづらい分野に挑戦し、システムを確立されました!!(詳細は、次章参照ください)
そして、そのシステムの生みの親が石井孝法氏(了徳寺学園)です。
出典先:http://jsaa.org/pick-up-analyst/1698/
自身も元柔道選手であった事と、現役時代ライバルであった鈴木桂治氏や他の強豪選手を研究するという経験があったからこそ、柔道のどのポイントを調べる事で相手を丸裸にする事が出来ると、考えることを可能にしたのかもしれません。
データ解析ツールGOJIRA
了徳寺学園の石井氏らに作成された柔道選手のデータ解析ツールの名は
「GOJIRA(Gold Judo Ippon Revolution Accordance)」です。
ネーミングセンスも素晴らしいですね!!
出典先:http://www.datastadium.co.jp/news/release/2467
これは、柔道のリアルタイムの試合映像から以下ポイントを取り込み、各選手だけでなく、審判の傾向も分析するシステムです。ここで素晴らしいのは、選手だけでなく、審判の特徴も把握するという事です。
・ 技のポイント
・ 技の種類
・ 反則
昨今柔道では、審判のあり方も変わってきており、審判により試合の流れが大きく変わっています。そのため、選手だけにとらわれず、審判の癖を取り入れる事で、完成度の高い素晴らしいシステムになっています。
さいごに
こういうICTの技術は、企業の業務よりも、むしろ情報により大きく成績が左右されるスポーツの分野の方が、先に進んでいるのかもしれません。
昔で言えば、戦争は相手の情報をより多く持っている方が勝てるという事が言われていましたが、スポーツも同様です。
戦場では、やはりデータが命になるため、スポーツ選手だけでなく、技術力の競争の場でも有る事が、わかると思います。
最後まで購読ありがとうございました。
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