一帯一路構想により、中国が世界への影響力を増大させていますが、なんと非常に興味深いニュースがCNNで報道されていましたので、紹介します。
中国がフィリピンの電力網を支配!?
CNNの報道によるとフィリピンの電力網は中国政府の支配下にあり、フィリピンが、もし中国と紛争でもしようものなら、電力が遮断される可能性があると議員向けの内部報告書で明らかになりました。
戦争などで、相手を攻撃する際、一番最初にターゲットにされるのは、電力などのインフララインであり、このインフララインを攻撃する事で、長期的に見れば間違いなく一番のダメージになります。
考えれば、分かりますが、確かにフィリピンなどの亜熱帯地帯は、エアコンなどがなくなった瞬間、人体への影響は大きいでしょうし、食料品も備蓄できなくなり、その影響は計り知れませんよね。
従い、この電力網の支配により、完全にフィリピンは中国に従事するしかない状況に追いやられている事が分かりますね。
ちなみに、中国の送電会社の国家電網は、フィリピンの送電会社NGCPの株式の40%を保有しているそうです。
このように、テクニカル的にも、支配されており、株式など経済的にも支配されている事が分かります。
さいごに
NGCPという中国の送電会社は、フィリピン全土に電力を供給しており、フィリピンの家庭の約78%に電力を供給しています。
ちなみに、これは公式な発表として78%ですが、貧困層の方々は、送電網から非合法で電力を引っ張っている人たちも多く、かなりの割合がNGCPの恩恵に預かっている事が分かります。
そんなNGCPの送電網に中国側は、「スイッチ1つ」で電力をストップさせる事ができる様になっており、さらに、それは遠隔でも対応可能の様です。
NGCP自体にも中国人スタッフが多数在籍しているため、中からも外からもフィリピン電力網はすでに中国に支配されている事が分かります。
現フィリピン大統領であるドゥテルテ大統領は、親中派なので良いでしょうが、もし反中の動きを見せたくても、もう無理な状況が作られています。
もし、これが中国だけでなく、東南アジア全土に広がっているとすれば、中国の世界支配は時間の問題という事が分かりますね。
しかも、それは対等の関係ではなく、完全に中国支配の立場であり、とんでもない未来になりそうです。
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