米中協議が一歩前進という事で、トランプ大統領も、中国側もニュースで報じており、短期的ではあるもののリスクオンの動きが見られています。
そんな中、外交を推し進める中で重要になってくる軍事力について、10月に行われた国慶節(こっけいせつ)である中華人民共和国の建国記念日で公になった興味深い事実を紹介します。
中国の軍事力はアメリカ超え??
中国で10月1日の国慶節で行われた軍事パレードで米全土を射程距離に収める大陸間弾道ミサイルなど以下の軍事機器が初公開されました。
・大陸間弾道ミサイル 「東風(DF)41」
・超音速飛翔体兵器 「東風(DF)17」
・巡航ミサイル「東風(DF)100」
軍事パレードの中で登場したDF41について、中国は、
「我が国の戦略核兵器の重要な支柱だ」
とコメントしています。
それもそのはず、中国(北京)からアメリカ(ニューヨーク)までの距離は、直線距離で約11,000kmです。
一方、今回の発表された、大陸間弾道ミサイルの射程距離は、なんと
15,000kmです。
さらに、DF17の超音波飛翔体兵器に関しては、現在のアメリカのミサイル防衛システムでは、迎撃不可能と言われています。
弾道ミサイルと異なり、この超音波飛翔体兵器は、マッハ5以上でさらに複雑な動きをし、滑空します。
このシステムがすでに、中国軍の実践に配備されているため、アメリカに対する抑止力としては十分のアピールですね。
さいごに
今回の国慶節の後、一旦は、米中協議鎮静していますが、特に何か解決したわけではありません。
あくまで、協議を続けていくという事です。
中国の軍事力がすでに、アメリカを超えてきているという点から見ても、中国が米中協議に妥協する可能性は低いでしょう。
軍事力面から見ても、今後の米中協議は目が離せませんね。
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