2019年9月2日〜6日のドル円はどう動くか??
ファンダメンタルとテクニカルの両面から予想します。
ファンダメンタル要素
この予想をするためには、やはり今の米中問題の歴史について若干把握しておく必要があると思います。
この米中貿易戦争の発端となったのは何かご存知ですか??
この発端となったのは、2018年10月4日に行われたペンス副大統領による「対中宣戦布告」です。
ペンス副大統領は、アメリカが中国に対して、
「世界貿易機関への加盟を後押ししたり、中国の経済自由化のために、ずっとサポートしてきたにも関わらず、アメリカの希望が満たされる事はなかった」と酷評したのです。
他にも、以下のように酷評していました。
「中国共産党は、ほんの数例を上げるだけでも、関税、割り当て、為替操作、強制的な技術移転、知的財産窃盗、工場への補助金、自由かつ公平な貿易と矛盾する政策の武器を使用してきている。」
これから分かる通り、アメリカは、もう中国に対してブチギレている事が、よく分かると思います。
他にも中国に対してブチギレているのは、民間企業と政府がべったりとなり経済を回しているという点も気に入らないようです。
でないと、中国製の製品が、各国の情報を抜き取る可能性もあるため、このような事はあり得ないとブチギレているわけですね。
この貿易戦争の初期条件を理解していれば、8月26日の週の為替の振り返り【リンク】でも記載したように、中国総務省が発信した適当なツイートで為替が上がる理由がいまいち分からないですよね。
テクニカル要素
上記画像に示す通り、9月2日からは、以下レンジで動くと予想します。
上値:106.7円
下値:105.3円
理由としては、まず9月1日に予定通り関税がかけられると発表されています。従い、ここをポイントに下げになる可能性があります。
また、来週は雇用統計の発表などもあります。
前回は、予想通りであった事から、チャートはイッテコイの状態でした。
米中問題はありますが、米経済状況は、底がまだまだ固いので、米中問題に関する新たな情報が出ない限り、ジリジリと下値と上値の間を行き来すると予想します。
もちろん途中で米中問題に関する情報は発信されれば、レンジを突破する可能性もあります。
ただ、経済指標の発表だけでは、このレンジ相場は突破しないかなと予想します。
来週もしっかり相場を読み解き稼いでいきましょう。
[…] さらに、ペンス副大統領の声明(関連記事:リンク)から始まった米中貿易戦争2018年10月からですから、この終結には、まだまだ時間がかかる事が予想されます・・・。 […]
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[…] 私の予想は、以下の通りであり、下値はそこそこですが、上値に関しては、予想を大きく上回りました。(先週の予想記事:リンク) […]
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