1月24日は欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の定例記者会見が開催され、多くのコメントが発表されました。
コメントの内容は、予想通り欧州に対する厳しいコメントが多かったです。
1つ目は、地政学的要因に関する不透明感の持続です。
これ何を言ってるんだと思う方も多いと思いますが、
地政学的要因とは、ある特定の地域が抱える政治的・軍事的社会的な緊張の高まりが、地球上の地理的な位置関係により特定地域の経済の先行きを不透明にすることを言います。
これは、オブラートに包んではいますが、間違いなく「米中関係」のことを指しているのでしょう。
この発言の後、ユーロからのリスクオフで、円が一気に買われ、EUR/JPYのチャートは一気に下落しました。
やはり、EU要人のコメントで分かりきっている事でも、マイナスのコメントがあれば、リスクオフで円が買われる傾向が強いという事です。
しかし、その後ユーロ圏経済がリセッションに陥る可能性は低いということで、当局者らは一致したとコメントがありました。
リセッションとは、景気後退という意味であり、ユーロ圏が2019年に景気後退する可能性は低いという予想を展開しました。
その結果、一気にユーロが一気に購入され、EUR/JPYのチャートも元値まで戻しました。
このように、世界の投資家は、アメリカ・日本・EUの要人、特に、各国の総裁のコメントは相場に大きな影響を及ぼしますし、この内容を聞いて、その後チャートを見ると、非常に興味深くチャートを見ることができます。
ぜひ、この点は押さえた上で、Fxに取り組んでいただけると幸いです。
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