イーサリアムはビジネス向けの仮想通貨(正式:暗号通貨)と言われており、トヨタ自動車などの日本の企業もこの通貨を支援する団体であるEEA(Ethereum Enterprise Alliance)に参加しています。
そんなイーサリアムですが、2017年11月に過去最高の価値を叩き出しました。
その理由について、ここでは紹介します。
目次
イーサリアムのCasper(PoS)がリリース!!
イーサリアム(Ethereum)の開発者であるVlad Zamfir氏が
Casperという新しいイーサリアム上でPoS(Proof of Stake)を行うための初期バージョンがリリースされたと発表されました。
Casper upgrade releasedhttps://t.co/M0RA6sut69#blockchain #ethereum #eth #casper #upgrade #proof_of_stake #proof_of_work #Vlad_Zamfir #mining pic.twitter.com/dUnHkNKniH
— Btc (@btc_hc) 2017年11月22日
このCasperというのは、2017年11月現在イーサリアムが採用しているPoW(Proof of Work:仕事の証明)からPoS(Proof of Stake:投資金の証明の選別)に移行するための新しいアルゴリズムです。
この2017年11月22日に公開されたCasperのコードは、メキシコのリゾート地であるカンクン市で開催されたイベントであるDevcon3で発表されたもので、
ブロックがどの様に作成され、イーサリアムのブロックチェーン上にどの様に伝搬されるかを示したものです。
なぜCasperによるPoSが必要なのか??
現在イーサリアムはPoWを採用しており、なかなか一般ユーザが自分でPCを組み立て、マイニングに参加する事が難しくなっており、
マイナーの集中化等の問題を抱えています。
そんなイーサリアムが新しいマイニングの方法であるPoS(Proof of Stake:投資金による証明)を採用する事で、その問題を解消しようとしています。
また、PoSを行うことにより、スケーラビリティ問題の対策にもなると考えられています。
PoSとは?
すでに暗号通貨の中では、PoSを実装している通貨もあります。
それはADAコインですが、ADAコインの説明の際に使用した以下図を参照いただければ、PoSのイメージがつくかと思います。
簡単に説明すると、イーサリアムの通貨を多く保有しているマイナーが、優先的にマイニングする事ができ、報酬を得る事ができるというシステムです。
これにより、全マイナーの50%の承認を得るための時間も削減され、スケーラビリティ問題の解消にもつながります。
イーサリアムのPoS採用での影響度は??
このイーサリアムがPoSを採用するための準備が整ったというニュースが発信された
2017年11月22日からイーサリアムの価値は以下の通り急騰しています。
これから分かる通り、市場としてイーサリアムのPoSを待ち望んでいた事が分かると思います。
さいごに
イーサリアムは、来年もまだまだハードフォークを繰り返し、システムのアップグレード(進化)を進める予定です。(詳細:リンク)
これにより、さらにビジネス向けの通貨としてアップグレードし、価値も合わせて高騰していく可能性が高いです。
やはり、暗号通貨の中でも注目通貨であることは間違いないさそうですね。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
[…] 詳細については、右記リンクを参照ください。(リンク) […]
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