2017年は、まさにビットコインの元年と言うに相応しいくらい価値を高騰させています。
それに伴い、ビットコインの市場は拡大し、経済不安を抱える国や、海外送金を多用する国に重宝されています。
そんな中、ビットコインユーザがインドで拡大していると言う英文記事がありましたので、紹介します。
目次
インドのビットコイン取引所は月20万ユーザを追加
日々、需要拡大を見せるビットコインですが、インドのビットコイン取引所であるZebpayは月に20万人のユーザが追加しており、
2017年末までには、50万人の登録を目指している様です。
当初、Zebpayは、Forbes Indiaという雑誌のインタビューで、現在のビットコイン市場は、異常であると語っていました。
そう言いながら、実際に市場に参入し、ビットコインの価値が急騰するにつれ、2017年9月だけでZebpayは自社の交換所の携帯アプリが100万ダウンロードされました。
この大きな理由としては、インド人は、自国の通貨の暴落や政府の銀行に対する救済措置等に対する不安というのがある様です。
例えば、インド政府が、経営難の銀行に対して約32億ドルの援助すると発表した事がその1つの理由のようです。
The Indian government has approved a state bank recapitalization plan of 2.11 trillion rupees #SBI– https://t.co/wmazlxuzq7
— Investing.com India (@investing_ind) 2017年10月24日
財政が潤沢にあるわけでもない状態で、政府のこの様な行動に対して、嫌気がさし、
ビットコインへ資産を逃すインド人が急増しているというのが、現状の様です。
特にインドは、IT企業が台頭しており、MicrosoftやGooglさらにはPDFメーカで有名なAdobeのCEOは全てインド人です。
それだけ、ITに対する知識が豊富なインドであれば、暗号通貨への理解も浸透しやすく、今後暗号通貨市場をリードしていく立場になる可能性は高いのではないでしょうか。
財政不安を抱える国がビットコイン市場として拡大
インドのビットコイン熱の急騰というのは、結局自国政府の不安というところからビットコインへ資産を移動させているという需要がある事がわかったかと思います。
さらに、これは、インドだけの話ではなく、
ジンバブエ、アフリカも同様に経済不安を抱える国の国民はビットコインへ資産を移す動きを見せています。
まさに、ビットコインの市場は、もともと投資目的であった富裕層から、徐々に市場が下に降りてきており、現在は、市場の裾野(すその)である貧困層まで降りてきており、市場を拡大しているという事が分かるのではないでしょうか?
さいごに
別記事で、ビットコインの手数料が高騰しているという現状や毎秒の取引数を比較すると、ある評論家はクレジットカードにこのままでは勝てないとコメントしていました。(詳細:リンク)
確かに、クレジットカード会社とのガチンコの対決であれば、その可能性も捨て切れませんね。
しかし、ビットコインの市場は単純な通貨としての市場だけでなく、経済不安を抱える方々の救済案の1つである事、
そして、海外送金の手数料の安さである事ということを考慮すれば、
市場としては、2018年もまだまだ拡大されていくのではないでしょうか?
もちろん、市場が拡大すれば毎秒あたりのトランザクション数(取引数)の問題は解決しなければなりませんが、それも継続して対応している最中です。
従い、2018年も期待はできるのではないかと個人的に思います。
最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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