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人工知能(以下AI)に関する記事を色々と記載してきましたが、人工知能が参入しづらい分野として芸術や創作系がよく紹介されています。
それは、人の感じ方、感性というのは定量的に表現することが少し難しいからです。
ただ、なんと、この芸術(音楽)の分野にもAIを用い、ビジネスを展開しようとしています。ここではその事について記載したいと思います。
他にも、ICTや人工知能(AI)に関する実用例を紹介していますので、右記リンクを参照ください。(リンク)
どうやってAIを使い音楽分野に参入するのか?
AIが得意とするのは、膨大なデータを元にデータの関連性を読み取り、次にどのようなことが発生するのか?どのような事が予想されるのかということを解析することが得意です。
ただ、音楽の分野というのは、大衆がこの音楽は良いなと感じる感性によって判断が左右されます。
そのため、データというものが、あまり存在せず、判断することが難しいです。ただ、人の感性というものは、我々の脳が判断し心地よい音楽か、そうでない音楽かを判断しています。
そのため、脳から発せられる脳波を元に人が音楽を聴いた時に、どのような反応をしているのか膨大なデータを取ることで、定量的に音楽の良し悪しを判断することができます。
ここにAIを用いる事に目をつけたようです!!
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AI,ICT技術の実用例紹介
脳波は昔からあったのでは??
脳波に関する研究というのは、確かに昔からありました。ただ、脳波と音楽の関連性を結びつけることができなかったのですが、今回「ヘッドホン」と「脳波センサ」が一体化したものが開発されたため、音楽と脳波の関連性を見いだすことができるようになったということです。
今までは、それぞれバラバラのデータが関連性を生むことで、AIの参入する隙間ができたことがわかります。
AIをどう脳波のデータに活用する??
AIが得意な分野は最初に記載した通り、膨大なデータから関連性を見出したり、その関連性から次の動きを予想したりすることが得意です。
そのため、音楽の音に脳波がどのように反応しているかを膨大なデータから洗い出し、その膨大なデータをバックボーンとして、AIに作曲させようと考えたようです。
素晴らしいですね。
これにより、実際にAIが作成した曲を聴いた脳の反応をサンプリングし、実際にAIに計算したような脳の反応になっているか予測値と実測値を比較できるわけです。
予測値と実測値に差異が出てくれば、何か他に要因があったのか再度検証し、計算を改善し、より良いAIにしていこうと考えているようです。
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AI,ICT技術の実用例紹介
さいごに
現在はまだサンプルデータが少ないようですが、今回開発したヘッドホン型脳波センサを使うことで、大衆の中で聴いた時の脳波や個人で聴いた時の脳波など、環境によっても左右される脳波のデータをサンプリングし、新しいメガヒットが期待できる曲の作成につなげようとしているようです。
やはり今後はAIに使われるのではなく、AIを使ってどのようなビジネスをやっていくかが重要な時代になっていきそうです。
そのため、今までの頭の良さ(記憶力がいい)から次の世代の頭の良さ(発想力がある)に転換していかないと、生き残れない時代になりそうです。
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