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先日別の記事で、子供の教育方法で前頭前野の記事(リンク)を記載しましたが、子供の教育で幼少期の教育が、その後の人生でどのような影響を与えるのか、また、どれほど重要なのか、理由が分かったのではないでしょうか。
実は、教育だけでなく、身体能力についても各成長期に適切な指導をしなければいけないのです。
ここでは、そのことについて記載したいと思います。
子供のトレーニングについて、どのように対応していますか?
今皆様は、子供のトレーニングについて、どのようなトレーニングをさせていますか?
私が幼少期のときは、小学校低学年であろうと、坂ダッシュをさせられたり、長距離を走らされたり、腕立てをさせられていました。
これは、幼少期の正しいトレーニングだったのでしょうか?
最近の研究で、これが適切で効果的だったかどうかという事が分かってきました。
答え「NO」です!!!
理由として、上記に記載したトレーニングは、一般型(骨や筋肉の発達)というトレーニングに当たります。このようなトレーニングは9歳までは実施しても効果があまりないといわれています。
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どのようなトレーニングが適切なのか?
上記を読み、間違っている可能性のトレーニングを子供にさせてしまい、少しギョッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身もこの話を聞いて少し驚きがありました。では、実際にどのようなトレーニングをするべきなのかについて説明したいと思います。
まず、以下のグラフを見てください。(以下の説明を読む際は、グラフと対比しながら見てもらえると理解しやすいです!)
図スキャモンの成長曲線
これは、スキャモンの成長曲線と言われているグラフです。このグラフを見ていただければわかるように、各年代でやるべきトレーニングというのが、明確になっています。
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神経型(脳、脊髄、視覚器、頭径):
4-5歳までに、80%程度に達し、9歳までの間に、ほぼ100%に対してしまいます。そのため、小学生低学年までの間は、この神経型に特化したトレーニングをすることで、体が大きくなった後に効果的な運動能力を発揮することが出来ると言われています。
ちなみに、これは、野球でいえば素振り・キャッチボール、サッカーで言えばドリブル、柔道で言えば、打ち込みなど、その運動の基本となる動きを反復してさせる事にあたります。そのため、これを実施することで、他の運動をしたとしても基本ができているため、体が覚え、他の運動にも簡単に応用できるという事を意味しています。
一般型(筋肉、骨、血液量の発達):
一般型は筋肉、骨、血液量等を指します。この成長は、幼少期までに急速に発達し、その後次第に緩やかになり、二次性徴が現れる思春期に再び急激に発達します。思春期以降に再び発育スパートが見られ大人のレベルに達すると言われています。
そのため、私が間違ってやっていた長距離走や腕立て、坂ダッシュ等の筋力や骨、持久力に関するトレーニングについては、13歳以降に積極的に取り入れるべきトレーニングという事が分かっています。
もし、それ以前に強制的にやってしまうと、逆効果として骨の変形や筋肉の損傷等が見られ、怪我につながってしまいます。
そして、かえって子供にとって逆効果のトレーニングになってしまいます。
リンパ型や生殖型に関しては、子供のトレーニングとは直接関係がない内容になるため、ここでは割愛します。
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まとめ
上記に記載した内容で分かる通り、子供のトレーニングには、各年代で適切なトレーニングを実施させることが本当に重要だという事が分かります。
それを間違ってしまうと、子供の成長に悪い影響を与えてしまいます。
まずは、今自分の子供にどのような運動教育(トレーニング)をさせているかを再確認し、今の成績ではなく、将来のことを見据えた運動教育(トレーニング)をさせましょう。
また、まだ幼少期の子供の場合は、上記内容を参考に、ぜひ神経型を鍛える運動教育をし、立派な人を育ててください!!
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