子供の教育方法は何をする?脳(前頭前野)を鍛える?

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以前子供の教育で手・指を使うことが重要という記事を記載しました(リンク)がその中で、我々のような普通のサラリーマンや主婦の方々にあまり聞きなれないワード「前頭前野」ということが出てきたかと思います。

おそらく、皆様の中には、前頭前野を鍛えることは「手・指」を使えばいいのだという言う事は分かったけど、だいたい「前頭前野」って何よ??と感じられた方も多いと思いますので、ここでは、前頭前野について、さらにはその鍛え方について、記載したいと思います。

 

まず前頭前野とは何??

前頭前野という言葉はたまにTVとかで聞くけど、一体何よ?と感じられる方が多いと思いますので、イメージを掴むために、前頭前野が脳のどこにあたるのか、以下の図を見てください。

これを見ていただければ分かるように、前頭前野とは脳の全面(おでこの裏)あたりに位置する部分をそう呼びます。

人間は、他の動物よりもこの前頭前野が非常に発達しているため、前頭前野こそが人間が人間らしくいるための、脳だと言われています。

これを聞くと、確かに前頭前野を鍛えなければいけないと言うことを感じますよね。

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前頭前野の機能とは?

前頭前野の位置は分かったが、大切な前頭前野の機能とは何かと言うことですが、以下の様な能力です。能力の詳しい説明は、本記事の末尾の(*1)を参照ください。

「言語能力」「感受性」「自発性」「自律性」「忍耐力」「発想力」「集中力」「コミュニケーション能力」

これを聞くと、社会人・人間として絶対的に必要な能力が全て前頭前野で司っていることがわかります。すごいですね!

この前頭前野が3歳までに80%も作られてしまうわけです。恐ろしいですよね。。。

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前頭前野はどうやって鍛えればいいの?

こうなってくると前頭前野を鍛えない理由はありませんよね?むしろ鍛えたいと思うのが普通です。

ただ、前頭前野を鍛える事は、実際に難しい事はあまりありません。以前にも右記リンク(リンク)に記載しておりますが、日常生活で以下のような色んなことができます。

⑴ 親子の会話
⑵ グループ遊び(1−2人ではあまり活性化しないが、3人以上だと前頭前野が活性化される)
⑶ 手指を使った遊び
⑷ 小学生以上であれば、「音読」「簡単な計算」
⑸ 楽器の演奏、独唱

他にも以下の本に遊びながら鍛える方法があるので、一読して見てください。

上記から分かるように、もうすでにやっていることが多いと思いますが、人間は、「脳を発達させる仕組みを分かって行動する事」と、「知らずに行動する事」では、「教育を与えている方の感じ方」も「教育されている方の感じ方」も全く違ってきます。

簡単に例えるのであれば、脳の鍛え方を知らずに子供に教育していれば、それが脳にとって正しいのか、正しくないのか判断できないはずです。

でも、ここに記載されている様な事を頭に入れ、教育する事で、ここはこうしたほうがいいかもな!?と言う「工夫・改善」が生まれてくるはずです。

ここが親にも子供にも重要なポイントです。

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逆に前頭前野にとってダメな教育は??

逆に前頭前野にとってダメなものは皆さんすでに分かっている通り、「TV」「スマホ」による一人遊びです。

ただ、なぜこれがダメかと言う事は分かっていない方も多いと思います。
それは、現実の世界での遊びと比較すると、分かりやすいです。例えば、ボール投げでの遊びではボールを投げる、取ると言うだけで、前頭前野は、以下の様な事を認識します。

「ボールが来た」
「今どの辺りにボールがある」
「取れるか?取れないか?」
「取れそうなので、このあたりに手を出そう」
「思っていたよりも、距離が遠かった。or 近かった。」

等々、かなりの事を瞬時に判断しているのです。ただ、テレビ・スマホはどうでしょうか?流れてくるものを受動的に受けているだけですね。特に何も考えず、見ているだけ。

これでは、前頭前野は鍛えられません。前頭前野を鍛えないとどうなってしまうのかと言うと、感受性のない、感情をコントールしづらい子供になってしまいます。いわゆる、すぐキレる子供です。

 

テレビ・スマホのない世界なんて無理!!

おいおい、もう既にスマホを見せすぎているどうしよう。。。と思う方も多いと思います。

そうですよね?

現実問題、テレビもスマホも見ない生活なんて、できないですし、子供にじっとしていてほしい時間だってあるわけです。

でも大丈夫です!まずは、この事実・仕組みを分かっていればいいだけなのです。この事実・仕組みを理解して入れば、対策を打てるはずです。

と言うのは、テレビから流れてくることに受動的になってしまうことで、視覚から入った情報が前頭前野を通り越し、運動野に行ってしまうことが問題なわけです。

だから、テレビやスマホを使っている時も、親が話しかけてあげたり、その動画に合わせて一緒にダンスをしたりすればいいわけです。

要は、その視覚の情報を元に前頭前野で判断をさせ、子供に体を使わせる様にすればいいのです。

また、スマホを見ている時間があっても、その他の時間で目一杯前頭前野を使わせれば、多少そういった時間があっても構わないはずです。

そりゃそうですよね?どんなにトレーニングを頑張っても逆に休ませてあげる時間も必要なわけです。仕事だってどんなに体を使って頑張っても、土日で休まないと効率的な仕事はできません。

この事を理解しておけば、どんな対策だって自分でできるはずです。

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さいごに

まず大事な事は、前頭前野がどの様な機能を持っているのか、そしてどの様にすれば鍛えられるのか、何をしたらNGなのかを理解する事です。

そして、NGなことに対しては、どの様な対策をとればいいのかを理解して入れば子供に悪影響を及ぼす事はないはずです。

きっとこの記事を読んでいる方は、その意識が高い方だと思いますので、問題ないとは思いますが、継続して親として頑張っていきましょう。
と言う私自身も頑張らなくてはいけないのですが(笑)

参考文献: 川島隆太著「脳を育て、夢を叶える」

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(*1) 前頭前野の機能
① 言葉をつくりだす。
② 顔の表情や声の様子から、人の気持ちを推測する。
③ ものを覚えようという気持ちをつくりだす。「覚えるためには繰り返し練習しよう!」
④ 「さあ、がんばるぞ!」という意欲をつくりだす。
⑤ 「やってはいけないことはしない」という気持ちをつくりだす。言葉や暴力で傷つけたりしてはいけない、盗んではいけない、など。
⑥ 悲しいことや、くやしいことがあっても、人前では顔に出さずに我慢する気持ちをつくりだす。前頭前野がうまく働かないと、ちょっとしたことでも、すぐに怒ったり、めそめそしたりしてしまいます。
⑦ いろいろなものを発明する力も発揮します。発明や発見をする人はとても上手に前頭前野を使えるのです。音楽や絵画など、素晴らしい芸術作品を作りだす力も。
⑧ 周りのことを気にしないで、一つのことに打ち込む集中力も、反対に、2つ3つのことを、同時にできる力も前頭前野の働き。
⑨ 人とは違ったアイデアがたくさん浮かんでくるような機能。

この様な人は、前頭前野をうまく使える人です。人の話を聞いたり、本を読んだりしたことについて、自分の考えを持てる人、自分の意見をきちんと発表できる人、応用問題をすらすら解ける人、スポーツが上手な人・・・、みんなたくみに前頭前野を使っているのです。

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