2018年の主役になる可能性のある通貨の1つであるリップルですが、
2016年にイギリス(ロンドン)への事務所設立後に、
着実にヨーロッパでの市場拡大が進んでいる様です。
その事がわかるニュースがありましたので、紹介します。
目次
リップルは今後何倍になるのか?
仏クレディ・アグリコル銀行がリップルのテストを実施!!
仏クレディ・アグリコル銀行は、国際送金のスピードアップと簡素化を目指すためのソリューションとして、
リップルを活用するためのテストを実施していることを発表しました。
Ripple Update: Credit Agricole to use XRP#XRP #xrpthestandard #Ripplehttps://t.co/HybJAquLO1
— Bank XRP (@BankXRP) 2018年1月26日
やはり、リップルの最大の強みである、金融市場での市場拡大のために、以下の都市で事務所を構え、着実に銀行顧客にサービス提供を実施しています。
- サンフランシスコ
- ニューヨーク
- ロンドン
- シドニー
また、アジア圏は、SBI Ripple AsiaというSBIホールディングスとのJV(Joint Venture)企業により、市場拡大を図ってきました。
ヨーロッパでも、スペイン、ロンドン、イタリアのメガバンクとのサービス提供を決めていましたが、
ここに来て、ヨーロッパ第3の国であるフランスのメガバンクがリップルに参加するとなれば、非常に影響度は大きい可能性があります。
仏クレディ・アグリコル銀行のリップル参加の影響は??
仏クレディ・アグリコル銀行は、クレディ・アグリコル・グループの強固な財務基盤、およびグローバルネットワークをいかし、
国内外の顧客へ輸出・輸入および保証業務の貿易金融サービスの提供を行っております。
特に、中近東・アフリカ・東ヨーロッパといった新興国市場に強みを持っており、
その新興国市場の顧客との付き合いには、送金手数料が安く、簡単で、いつでも取引ができるというニーズは高いでしょう。
従い、リップルを活用することで、そのソリューション(対策)となり、今後のリップルの価値への影響度は大きいのではないでしょうか。
今後期待のニュース
キャピタルベンチャーにリップル社がなる??
リップル社は、2018年1月16日に、米国に本社を置くデータストレージ企業のOMNI社に対して約2500万ドル(約27億円)相当のリップル(XRP)を投資することを発表していました。
Ripple turns investor as execs lead $25M round for storage and rental startup Omni https://t.co/30yUpJM2CY by @jonrussell
— TechCrunch (@TechCrunch) 2018年1月16日
OMNI社は、現在使用していない個人のモノの貸し借りをスムーズにするためのプラットフォームを提供するベンチャー企業で、
この支払いにリップル(XRP)を使用できるようにするということを計画しているようです。
以下動画は、英語ですが、OMNI社がどの様な事をやりたいと思っているのか、絵だけでわかると思います。
リップル社がBtoBからCtoCへ乗り込む??
BtoB(Business to Business)とは、ビジネス(企業)からビジネス(企業)への商流を表しており、
CtoC(Consumer to Consumer)とは、消費者から消費者間の商流を表しています。
CtoCの代表格といえば、皆さんも良くご存知な「メルカリ」などが代表格ではないでしょうか。
今までリップル社は、基本的に金融機関から金融機関への送金問題解決のためのソリューション(解決策)として適用されていましたが、
ここに来て、CtoCに参入するという少し驚きもあります。
しかしこれは、リップルの会長であるクリス・ラーセン氏と最高技術責任者であるステファン・トーマス氏の決断により、ベンチャー企業であるOMNI社へ投資を行なった様です。
この投資に関して、ステファン・トーマス氏のコメントが以下の通りです。
この投資は、私達のビジョンをグローバルなものにするためのもう一つのステップとなります。
オムニは物理的な物をある人から別の人にスムーズに動かす方法を作り出しています。多くの点で、これはリップルが行っている世界的なお金のやりとり、つまりはお金を情報と同じくらい素早くかつスムーズに動かすということに非常によく似ています。
This funding is another step we’re taking to make our vision a global reality.
Omni is creating a way to move physical goods frictionlessly from one person to another. In many ways, it’s similar to what we’re doing at Ripple for global money transfers, where we want money to move as fast – and frictionlessly – as information,
OMNI社への出資によるリップルの影響は??
今回リップル社としてOMNI社へ投資する形であり、いわゆるベンチャーキャピタルとして投資していることになります。
通常企業は、資金の融資を受ける際は、銀行から融資を受ける事が一般的ではありますが、
この様にベンチャーキャピタルから融資を受ける(投資してもらう)際のメリットとして、銀行よりも低い金利で借り入れができる事が多いです。
ただ、今回の場合、リップル社の代表が直々に決定したということは、ベンチャーキャピタルによる投資のもう1つの側面が大きく影響する可能性が高いのではないでしょうか。
それは、経営への口出しです。
銀行からの融資の場合は、あまり経営への口出しというのは、ないと言われていますが、
キャピタルベンチャーの場合は、低い金利で投資している分、利益を追求する必要があり、経営への口出しをする事が多いと言われています。
また、さらなる経営への参画のために、株の譲渡や発行を求められるケースも多いです。
従い、リップル社の今回の投資は、OMNI社の現在のCtoCのビジネスモデルのアイディアの素晴らしさに共感したため、
そのアイディアを活かしつつ、リップル(XRP)をBtoBだけでなくCtoCへの市場に普及させるための足がかりと考えているのではないでしょうか。
最終的には、OMNI社は、リップルの傘下になる可能性もありますね。
いずれにせよ、OMNI社がリップルに傘下にしてもしなくても、
今回のビジネスモデルでOMNI社がアメリカ版のメルカリに急成長すれば、リップルの市場拡大の可能性は大きいですね。
さいごに
リップルの市場拡大が着実に進んでおり、今後も目を離せない状況が続いています。
短期的に高騰するわけではありませんが、この様な着実な市場拡大により、長期的に価値が高騰する可能性が大きいのではないでしょうか。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
注目
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