現在仮想通貨(正式:暗号通貨)の総資産第二位であるイーサリアム(Ethereum)【2017年6月時点】の今後の伸びが気になる方も多いと思います。
現在ビットコインが仮想通貨の基軸通貨となっていますが、その牙城を揺るがす筆頭はおそらくイーサリアム(Ethereum)でしょう。
そんなイーサリアムに関するニュースが英文で公開されていましたので、ここではその事について紹介します。
また、イーサリアムの基礎知識を把握しておきたいという方は、右記リンクから読んで見てください。【リンク】
目次
イーサリアムの今後とロシアとの関係
2017年6月に開催されたサンクトペテルブルグ国際経済フォーラムで、イーサリアムの開発者 Buterin氏とロシア大統領のプーチン大統領が簡単な対談をし、プーチン大統領が、海外・国内でのビジネスシーンの契約をする際に、イーサリアムの支援をすることを口頭で約束したようです。
これは、あくまでアンオフィシャルであり、記録もないため、明確な約束となっているわけではありませんが、イーサリアムにとって投資家たちの目を引くとても素晴らしいニュースとなっています。
このニュースでイーサリアムの価値を見出している投資家たちは、イーサリアムに投資するための一因になる可能性があります。
詳細については、次章で述べていますが、ロシア自体は、もともと暗号通貨に関して禁止に近い制約を設けていましたが、この対談の後実際にこの制限を解いたとも記載されています。
この動きから、Buterin氏(イーサリアム開発者)の言葉がきっかけで、プーチン大統領は、暗号通貨の可能性に気づいたと考えられます。
そして、プーチン大統領の影響力により、ロシア企業が一気に、イーサリアムを用いた契約をする動きを見せる可能性もあります。
これは、本当に素晴らしいニュースですね。
イーサリアムにとって追い風か??(原文/和訳)
イーサリアム(Ethereum)の開発者であるVitalik Buterin氏(以下写真参照)がサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの最後に少し対談を実施しました。
ロシア出版社の秘書によれば、国際経済フォーラムの後、プーチン大統領とButerin氏は簡単な対談を実施し、ロシア連邦内でのイーサリアムのブロックチェーンを使用する可能性と意義について話したとのことです。
プーチン大統領は、ロシアが可能性のあるパートナーとビジネスシーンで契約を確立する場合、そのイーサリアムの考えを支援しすると話したようです。
ただ、プーチン大統領がはっきりと何を話したかは明確になっていません。
しかし、Buterin氏は、プーチン大統領は、アンオフィシャルな会話の中で、「ビジネスシーンの相手として、以下の国とのビジネスシーンと話した」と話しています。
・ アメリカ
・ カナダ
・ イギリス
・ EU
・ スイス
・ ロシア国内
・ シンガポール
・ 中国
・ 台湾
またプーチン大統領は、人を傷つけることや罵倒すること、そして厳しく命令するようなこと、いわゆる戦争のような要求には絶対に屈しないとも話していたようです。
この対談の中で、有名な役人として
既にビットコインを所有しているイギリスのフィリップ・ハモンド首相
そして、
ビットコインとイーサリアムを所有しているマクロン大統領
その次に、プーチン大統領に仮想通貨の可能性について認識させるきっかけとなったでしょう。
しかし、世界で主要な公人として残り3名に、まだこの素晴らしい暗号通貨の可能性を認識させる必要があります。それは、以下3名です。
・イギリス女王 エリザベス2世
・アメリカ大統領 ドナルド・トランプ
・中国大統領 習近平
ただ、イギリス女王を除き、他の2名に関しては、なんとなくのイメージ・重要性が伝わっているようです。
次に、ロシアの仮想通貨(正式:暗号通貨)への動きとして、実際にこの対談の後、ロシアはもともとビットコイン(仮想通貨の基軸となる通貨)に禁止に近い制限を設けていたにも関わらず、この制限を解くという動きを見せています。
これは、おそらくイーサリアムの開発者であるButerin氏の考えを聞いたことに影響しているに違いないでしょう。そして、アメリカと中国が今後どのように動くのか、さらに、文頭に述べたButerin氏とプーチン大統領との間のアンオフィシャルの約束がどのように現れてくるのか、非常に興味深いです。
また、仮想通貨の技術を、国の取引等に適用した場合、どのような国でも、これは初めての国となるでしょう。そして、他国に比べ経済面で大きなアドバンテージ(利点)になるでしょう。
これはちょうど、初めて、国としてイギリスが鉄道を採用し、他国よりもアドバンテージを取り、世界の覇権を手に入れたことに似ているかもしれません。
実際には、現在すでに多くの国が自国専用のデジタル通貨のテストを実施しています。例えば、Bank of Englandはだいぶ前からこのテストについて、明言しています。一方China’s Mintはイーサリアムのブロックチェーンの仕様の可能性についてナショナル Yuan tokenを作りテストをしています。
ロシアもロシア中央銀行Olga Skorobagotova氏(女性議長代行)の言葉から中央銀行も参加し、暗号通貨の開発に乗り出そうとしています。
原文
https://www.cryptocoinsnews.com/ethereum-inventor-vitalik-buterin-met-russian-president-vladimir-putin/
Vitalik Buterin had a “brief conversation” with Vladimir Putin “at the end of a private CEO meeting,” according to a public statement by Ethereum’s inventor who confirmed he spoke to the Russian President in what is likely the highest level meeting for this space.
According to Russia’s Press Secretary, after communication with CEOs of the largest corporations, the Russian president briefly communicated with the founder of Ethereum, Vitalik Buterin, who spoke about the possible use of blockchain technologies in the Russian Federation. The Russian president has supported the idea of establishing business contacts with possible Russian partners, the press secretary said.
It is not clear what exactly was said, but Buterin stated he’s spoken to and had generally friendly discussions “with people in governments including US, Canada, UK, EU, Switzerland, Russia, Singapore, China and Taiwan. I fully intend to refuse any requests to facilitate dictating, killing or oppressing people,” – Buterin said.
Vitalik Buterin at the International Economic Forum
The conversation took place yesterday during St Petersburg’s International Economic Forum where Buterin spoke in fluent Russian, a country where he was born and lived until the age of six when his parents left for Canada.
That makes Vladimir Putin the highest level official to show awareness of this space, following the former British Chancellor’s purchase of a bitcoin in 2014 and the then French Finance minister, now President, Macron’s holding of a Ledger Blue bitcoin and ethereum wallet.
Which means only three people are left that could now hold the honor of being the highest-level officials to be aware of this space. The Queen of Britain, the President of America, Donald Trump, or the President of China, Xi Jinping.
Except for the Queen, the other two probably have some vague idea of this booming space, but this brief conversation with Putin is intriguing because the country has banned and unbanned bitcoin, while giving somewhat conflicting signals regarding blockchain technology more generally.
It would be interesting to hear what Putin thought of Buterin specifically, and it would be even more interesting to see what America’s and China’s presidents do now considering that this space may have strategic significance if much of its promises come about.
Because whatever country may be the first to widely use this technology might gain considerable economical advantages over others, just as Britain did in the 1,800s when they were the first to adopt new technological inventions, such as the railways.
Not least because it appears a number of countries are now testing national digital currency pilots. The Bank of England has stated so long ago, while China’s Mint is seemingly testing the potential of using ethereum’s blockchain to create a national Yuan token.
Russia’s central bank now seems to have joined, with the deputy chairwoman of Russia’s central bank Olga Skorobogatova stating:
“Regulators of all countries agree that it’s time to develop national cryptocurrencies, this is the future.”
Featured image from Shutterstock.
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