日本の音楽業界では、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が著作権の管理を行っており、アーティストの権利を守っています。
この著作権管理を現在仮想通貨(正式:暗号通貨)で使用されているブロックチェーン技術を活用する事で、管理しているというプロジェクトがありましたので紹介します。
目次
日本のアーティストの著作権管理とは??
アーティストの間では、著作権の管理というのは、死活問題です。
というのもアーティストは、「労働収入」ではなく、「権利収入」というのがメインであり、権利収入が適切に支払われない限り、自身が生み出した作品に対して、
適切に報酬が得る事ができないからです。
日本では、JASRACが以下の図の通り、アーティストと利用者の間に入り、著作権の管理をしています。
また最近JASRACは、著作権使用料を賃上げする等の問題で、色々な意見が出ています。
新聞社の記者と話す。11月8日JASRACが映画館からの音楽著作権使用料を従来より大幅に値上げした案を提案するらしい。外国に比べ日本は安すぎるという論理らしい。映画館がJSRACに支払う使用料が上がると映画料に反映されるかもしれない。1800円が値上げされるのか?! pic.twitter.com/SLXpZiD0SA
— 浅井隆 ASAI Takashi (@asaitakashi) 2017年10月27日
著作権管理のブロックチェーン”VOISE”とは?
VOISEというのは、イーサリアムベースのブロックチェーンで作成されたプラットフォームです。
市場として、音楽関連に特化したブロックチェーンプラットフォームです。
このVOISEは、アーティストと利用者の間にあるプラットフォームで、イメージとしては、日本のJASRACと同じ機能を有しています。
さらに、VOISEは、人が介在するわけではないため、決められた公平なビジネスモデルを形成することがで、アーティストにとって大きな恩恵をもたらす事ができると言われています。
これにより、音楽コンテンツにより生み出された権利収入を適切にアーティストに届けるプラットフォームをVOISEは構築しています。
ちなみに、イーサリアムベースのブロックチェーン上で管理されているため、アーティストは、暗号通貨であるVOISEやイーサリアムまたは、法定通貨(例:円、ドル)のどちらかで権利収入をもらう事ができます。
また、アーティストの作品のランキングというのも、ブロックチェーン上で、適切に管理されますし、
最新作品というのも、随時見る事ができるようになり、ユーザにとっても、適切な最新情報を見る事ができ、有益なプラットフォームかと思います。
さいごに
権利収入のアーティストにとっては、何時間働いたから、いくらもらえるという労働収入ではなく、
自分の生み出した作品がどれだけ人を喜ばせたかという事で対価を得る権利収入です。
もし、それが適切に管理されていない場合は、大きな問題となるでしょう。
ただ、ブロックチェーン技術を使用する事で、適切な管理をされるのであれば、とても有効的ですし、アーティストとしては、すぐにでも導入してほしいと思っているでしょう。
さらに、このプラットフォームについても、ビジネス導入に適しているイーサリアムベースのプラットフォームですので、イーサリアムの価値高騰にも繋がる素晴らしいニュースかと思います。
最後までお付き合いただき、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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