ビットコインは2008年10月31日にナカモトサトシという人物がホワイトペーパーを公開した時から始まり、
2017年10月現在、ビットコインは、大きく価値を伸ばしています。
では、そのビットコインにどのような問題点があるのか?
それについて、バンク・オブ・アメリカのアナリストが、銀行とクレジットカードと比較していましたので、紹介します。
目次
ビットコインの問題点①:取引手数料
バンク・オブ・アメリカのアナリストであるMerrill Lynch氏は、ビットコインの役割に関して、コメントしています。
それは、取引手数料に関してです。
取引手数料は、実は以下のとおり高騰しています。
2016年 0.024セント(約2.64円)
2017年 2.4ドル(約264円)
これは、取引データサイズが大きくなることで、データの整合性の確認・承認(いわゆるマイニング)に時間と電気代がかかってしまい、手数料が高騰しているというのが理由の1つです。
さらに、手数料は、通常銀行業務では、厳しく制限されていますが、ビットコインは、適切な手数料を支払わなければ、取引が処理されないというリスクを含んでいると語っています。
ビットコインの問題点②:トランザクション(取引)速度
ビットコインの問題点として、何度も話に挙げられているトランザクション速度について、やはりアナリストのMerrill Lynch氏も語っています。
それは、現在のビットコインが1秒あたり5件程度のトランザクションで、
平均待ち時間が10分であるということです。
比較対象として、やはり従来決済システムであるVisaを引き合いに出し、
Visaの1秒あたりの平均トランザクションが2,000である事と比較してもトランザクションスピードが遅く、
この点だけからいっても、Merrill Lynch氏として、決算プラットフォームとして採用される前に、大幅なスピードアップが必要になると語っています。
さいごに
確かに、ビットコインの手数料は現在高騰しており、その点は、ユーザも理解しているでしょう。
これは、PoW(Proof of Work)という承認方法による問題もあるため、第二世代、第三世代の暗号通貨は、異なる承認方法(例:PoS)を導入しようとしています。
そして、取引スピードに関しても、現在多くの対策が打たれています。
ただ、忘れてはいけないのが、海外送金という面では、ビットコインや暗号通貨の方が、大きな優位性が「スピード面」、「コスト面」であります。
この点について、Merrill Lynch氏はコメントしていません。
従い、今後ビットコインの普及が進むには、やはり換金せずにどこでも使用可能という、もう1つの利点を活かす市場を拡大させていく可能性が高いのかもしれません。
いずれにせよ、ビットコインの問題点が何で、今後目指すべき市場概要が分かる興味深い記事ではないでしょうか。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。