ソフトバンクが倒産の危機か?という情報は、私からも何度も発信し続けてきましたが、その状況がさらに悪化する可能性があるニュースがありましたので紹介します。
ソフトバンクから銀行が離れだした?
ソフトバンクは、もともとIT企業として台頭してきましたが、今はもう投資会社に変貌を遂げました。
その良い例が、ソフトバンク・ビジョン・ファンドです。
しかし、ここ最近ウィーワーク問題やOYO問題など多くの投資に関する問題が取り上げられ孫社長への投資能力に疑問符がつき始めています。
その結果、ソフトバンクGは、さらに追加で最大3000億円の借り入れについて国内3メガバンクなどと協議をしていますが、それが難航しています。
今までは、ソフトバンクの投資能力や孫社長の経営能力を見込んで、融資してきたものの、巨額投資を繰り返してきた孫社長と金融機関の関係に変化が見えだした事が分かります。
当たり前ではありますが、今回の追加融資をもし、ウィーワークやOYOの赤字補填に使われるのであれば、それは筋違いであるので、貸し出すことはできないと判断している事が、分かります。
過去の銀行との関係は?
孫社長と国内大手銀行との関係は、もちろんですが古く1982年から資金調達をしています。
融資規模が最大のみずほFG、三菱UFJ、三井住友FGは、当初携帯電話事業を中心に安定した収益を上げてきた来る前からの付き合いです。
今では、ソフトバンクGは、もちろんですが重要顧客です。
それはなぜ??
それは、ソフトバンクがここまで大きくなる中で、融資や企業のM&Aへの金融機関からの助言に加え、起債や新規上場でも金融機関は、収益が上げられます。
このようなビジネススキームを孫社長が24歳の時から40年に渡り続け、大胆で信頼できる顧客として位置づけられてきたんです。
実際に、ソフトバンクGは、2015年以降の4年間で上記のような金融機関の助言等の支払った手数料が19億ドル(約2100億円)を超えています。
このように、今までは、とても密接な関係にあったソフトバンクと金融機関に前章で記載した通り、ほころびつつあるとすれば、かなり大きな問題になる可能性が高いです。
さいごに
ソフトバンクGは、ブルームバーグの集計によると長期債権が、なんと14兆円もあり、世界第2位に位置しています。
ということは、もう金融機関にとっても、もうソフトバンクGに対して貸し出せる金額の上限に達していると考えられるでしょう。
また、この多額の借金が影響し、ソフトバンクGの信用格付けは、BB+と投資適格と判断される投資商品よりも1つ低い投資不適格という投資商品になりさがあっています。
これは、大企業になれば、借り入れも多くなるので、投資不適格にランクされるのかと考える人も多いかもしれませんが、トヨタ自動車は、7段階も上のAA-です。
こういう多角的面から見ても、ソフトバンクの現在の局面が厳しい状況にある事がよく分かると思います。
そして、ソフトバンクに万が一のことがあれば、日経平均が暴落する可能性も秘めており、世界危機の引き金になる可能性もあります。
さらに、ここにきて孫社長への助言役であった柳井社外取締役が退任することとなり、心配材料が増える一方です。
だからこそ、こういうニュースは要注意です。
[…] ● ソフトバンクの危機がそこまで来ている? […]
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