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クレジットカード(VISA)の代表もとうとう仮想通貨市場に参画!!
英国とアイルランドのVISAで以前CEOを務めたMarc O’Brien(マーク・オブライエン)氏が、
消費者向けの仮想通貨決済を目指しているスタートアップであるCrypterium(クリプタリウム)に参画した事が
2018年5月20日にBusiness Insider UKによって報じられました。
The former CEO of Visa UK is joining a startup that wants to help people spend cryptocurrency https://t.co/6Of6WeFYu7 via @businessinsider
.$CRPT #crypterium— Mark Brown (@MartinCryptos) 2018年5月21日
VISAの元CEOの市場参画への影響は?
2008年~2014年までVISAに勤めていたMarc O’Brien氏は、
仮想通貨の日常利用を促進する事を目指している消費者向け仮想通貨決済スタートアップ企業であるクリプタリウムのCEOとして名を連ねています。
Marc O’Brien氏は仮想通貨の本来の目的である、日常の決済手段に採用することの重要性について、以下のように述べました。
毎日の支払い方法として使用するために、現在主流の暗号通貨(例:ビットコイン)では実際にはかなり難しいと考えております。
我々がビットコインやイーサリアムを交換しに行く場合は、通常の銀行口座にそのお金を支払う必要があるため、法定通貨からビットコインへの換金に数日かかるでしょう。
クリプタリウムが行うことは、そのプロセス全体をシームレスにし、消費者が日常的な商品の支払いに実際に暗号通貨を使用する機会を与える事を目指しています。
現在日本でも、クレジットカード決済による仮想通貨の購入は規制されているところが多いです。
今後、規制やルール作りが国ごとに徐々に制定される中、まだ弱い面として仮想通貨の決済機能である事にクリプタリウムは目をつけ、
前VISAのCEOが参画する事で決済での懸念や問題点、そして改善点をしっかり見定めることができると考えられます。
そして、質の高い決済サービスが出来上がることも期待できるため、仮想通貨業界全体として仮想通貨と法定通貨の差が埋められて行く可能性があるのではないでしょうか。
VISAの元CEOが参画したクリプタリウムは、2017年にエストニアで創業した会社で、
昨年末にICO(イニシャル・コイン・オファリング)を通じ、5,200万ドル(約58億円)の資金調達達成しており、
今回の人事ニュースでさらなる期待が持てそうですね。
さらにBusiness Insiderによれば、クリプタリウム社は、仮想通貨対応の決済カードを作るために、技術開発に取り組んでおり、今秋にその製品を発表することを目標としているそうで、期待が持てますね。
さいごに
現在の仮想通貨市場の決定的な課題は、
実際の決済として用いられるかどうかです。
今後、決済に用いられなかったり、サービスとして活用されないトークンは
確実に淘汰されていきます。
その点、クリプタリウム社も重々把握しており、マスターカードやビザとの提携をしたい方向で模索している様です。
もともと、VISAなどのクレジットカードが出回りだした時も、
仮想通貨の流通しだした時同様に、各ショッピング店舗では、こんなもの本当に信用できるのか??
という事で、疑問視する声が多かったです。
ただ、それを今の地位まで数年で押し上げました。
そのプロセスを知っているMarc O’Brien氏の存在は、仮想通貨市場にとっては非常に強みになってくるでしょう。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
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