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仮想通貨のマネーロンダリング防止システムを発表!!
仮想通貨を使ったマネーロンダリング(資金洗浄)や犯罪について、
世界中が非常に懸念しており、G20でもその事がきっかけで、仮想通貨を世界的に規制した方が良いのではないか?という話になっています。
従い、送金履歴を把握する事が重要だと各国の調査機関では課題となっています。
そんな中、ブロックチェーン上の取引の分析・解析ソフトを開発しているChainalysis(チェインアナリシス)が
分析・解析のための新たなソフトウェアとして「Know Your Transaction(KYT)」を発表しました。
Chainalysis to Begin Analyzing Bitcoin Money Transactions, Extra Currencies to Adhere to https://t.co/3XM3olZiZw pic.twitter.com/YRz9Jhdqd6
— Block Chain Feeds (@BlockChainFeeds) 2018年4月8日
マネーロンダリング防止による影響は?
KYTというソフトウェアは、取引所や当局向けとしており、
マネーロンダリングなどの犯罪防止に役立つと期待されています。
KYTの特徴はブロックチェーン上での取引状況をリアルタイムで追跡できるとして政府機関や、法執行機関などにもサービスを提供しています。
取引データを分析し追跡をすることにより疑わしい取引が行われているアドレスを特定し、クライアントに対して警告や通知を行なうことで、マネーロンダリングに使用されているトークンを早期に洗い出し、
犯罪への適用を防止する事が期待されています。
今回のKYTのアップグレードで、以前のバージョンと比べ速度が20倍以上になっているため、
取引所や政府機関においても捜査の効率が上がる可能性が高く、
仮想通貨の利用をするためのインフラがさらに整いつつあり、G20の懸念している犯罪への適用も防ぐ事ができるため、仮想通貨市場へ追い風となるのではないでしょうか。
さいごに
チェインアナリシスは2014年からビットコインの取引データの分析ソフトウェアを制作しており、
今後ビットコインキャッシュの取引データの分析や2018年末までに少なくとも10の仮想通貨の追跡・分析対応を予定しています。
これにより、G20の懸念材料も解消されます。
しかし、上記に記載した通り、対応する通貨は10種類の仮想通貨のみです。
従い、対応していない通貨に対し、規制される可能性はありますので、チェインアナリシスの対応をモニタリングしていく必要がありますね。
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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