SWIFT社という国際銀行間通信協会(SWIFT International Banking Operation Seminar)主催で2017年10月16日から18日にトロントで開催された国際会議で、
Microsoft社のCEOの発言について、以下で紹介したいと思います。
会議は、基本リップル社が中心のものではありましたが、Microsoft社は、EEA(Ethereum Enterprise Alliance)にも所属していますので、その探り合いが分かる内容でした。
現在価値は、ビットコインほど、高騰していませんが、やはり今後に期待したいですね!!
目次
Microsoft CEOがブロックチェーンを語る
ブロックチェーン技術について、MicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏は、SWIFT社に対して、
「ブロックチェーン技術を用い、使いやすいアプリを開発する必要がある」
と発言しました。
では、SWIFT社が、現在何をしているのか?と言いますと、
まず、文頭でもお伝えした通り、
SWIFT社は、高度で安全な金融メッセージングサービスを提供し、そのメッセージングデータをもとに、業務改善、データ分析等を容易にする製品やサービスを提供しています。
現在SWIFT社は、200以上の国、11,000以上の銀行、証券会社などにSWIFT社のメッセージングプラットフォームや製品、サービスを既に提供済みです。
ちなみに、このメッセージングプラットフォームとは、「LINE」や「メッセンジャー」のような、メッセージをやりとりするためのプラットフォームのことを意味します。
もし、SWIFT社がブロックチェーン技術を導入すれば、メッセージングアプリの利用者である金融業界のユーザに対して、
現在の業務文書、契約文書、送金データ等のメッセージデータをブロックチェーン内に保存・保管することで、
金融業界のユーザが「簡単に」「迅速に」「正確に」
データの検索や、改善を行うことができる、さらに強固な土台を作成することができるとMicrosoftは言いたいのでしょう。
Microsoft社の発言の意味は??
すでにSWIFT社は、メッセージングプラットフォームを持っていますが、現状それはブロックチェーン技術を適用していません。
しかし、そこにわざわざMicrosoft社がコメントする意味とは、
おそらく、自社が持つMicrosoftの「Coco Framework」というブロックチェーンのパフォーマンスや機密性、統制の向上を持つオープングレームワークの宣伝でしょう。
ちなみに、Coco Frameworkは、利用者により、カスタマイズでき、利用者が創り出したいブロックチェーンの土台を提供するものです。
現在インテルやJ.P Morgan、R3といった有名企業がすでに、導入しており、
イーサリアムなどのブロックチェーン技術のサポートもしています。
さいごに
RippleやSWIFT社のカンファレンスで、Microsoft社がSWIFT社に助言をし、さらには、自社のツールを暗に宣伝するという、なんとも商売上手なMicrosoftですね。
さすがというしかないです!
ただ、それは、すでに多くの有名企業やイーサリアムにも導入されており、それぞれから好評を受けているためにできることでしょう。
また、MicrosoftのCocoフレームワークを多くの企業が採用すれば、
イーサリアムも同じプラットフォームを使用しているため、他のプラトフォームを使用している企業よりも容易にイーサリアムと連携ができる可能性はあります。
従い、今後Cocoフレームワークが広がりを見せることで、イーサリアムの可能性も広がる可能性がありますね。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース
暗号通貨の価値が急騰したり、暴落したりすることがあります。それなりの理由があり、急騰したり、暴落していることがありますので、ぜひ以下をご一読ください。
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