ビットコインのブロックチェーン技術を応用!!ロシアが目指すのは??

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2017年に入り、ロシアの仮想通貨(正式:暗号通貨)に対する本気度が徐々に表面化してきています。

例えば、以下のようなニュースです。

ロシアは大学教育に仮想通貨を導入!!
ロシア独自の仮想通貨を検討中!?
ロシアはマイニング市場にも本格参戦か??

そんな中、次は、ロシアの副首相であるArkady Dvorkovich氏がブロックチェーンの技術普及に関し、公の場でコメントしていましたので、紹介します。

目次

ビットコインのブロックチェーン技術を普及!

ロシアの副首相であるArkady Dvorkovich(ドヴォルコビッチ)氏は行政の世界においても、現在ビットコインをはじめとする仮想通貨(正式:暗号通貨)で広く使用されているブロックチェーン技術について、

京都で開催された国際科学技術フォーラム2017でコメントしています。

ブロックチェーンの技術は、短期間に国家行政に広く浸透することは間違いない。

政府としての最大の課題は、もう一つの財政バブルの出現を阻止し、新しい技術や科学的発見のために、法的規制という交通整理を実施することである。

ここで言っている財政バブルとは、おそらく仮想通貨(正式:暗号通貨)のことを指しているのでしょう。

上記コメントに加え、ドヴォルコビッチ氏は、ロシアが実施すべき規制は、日本が2017年10月から実施している規制と類似しているとも主張しています。

この2017年10月から実施している規制というのは、先日金融庁が発表した右記リンクの規制のことです。

要は、仮想通貨(正式:暗号通貨)の取引自体は、問題ないが、これを利用することで、以下のような対策が重要になってくるということを主張したいのかと思います。

「マネーロンダリングへの対策」
「税金逃れにならないような法整備」

やはり、このまま仮想通貨(正式:暗号通貨)の市場に対し、税規制もないままの野放しにしていては、

国としての財政も成り立たなくなる可能性もあります。

従い、至極当たり前ではありますが、ここでしっかり咳止めするためには、重要なコメントではないでしょうか。

ブロックチェーン技術は普及させ、仮想通貨は絞る!

ロシア政府としては、前章に記載した通り、ブロックチェーンの技術は、普及させたいと考えています。

その良い例として、Dmitry Medvedev首相は、以下2つの省庁と銀行に対して、技術適用の検討を進めるように命じているようです。

・ 政府省庁
・ 国有開発銀行

ただ、仮想通貨(正式:暗号通貨)に対しては、税金の問題もあるため、野放しにはできず、

日本よりも厳しい規制を現在検討中のようです。

実際に、ロシアの大蔵副大臣であるAlexey Moiseev氏のコメントが以下の通り公表されています。

現在検討中の新しい仮想通貨法では許容される取引の種類に対して、制限を設ける予定である。

また、どのような場合であれ、現在新しい市場ができつつあり、これは急速に発展しており、もちろんアドバンテージ(利点)もある。

例えば、これはICOを通じた資金集めがその1つである。

ロシア政府としてこれに対して積極的な態度を示す必要がある。また、別の視点として、制限を下すためには、コンセンサス(見解の一致)が必要となってくる。

The proposed bill will be imposed new restrictions on the kinds of permissible transactions.

In any case, there is a market. It is developing rapidly, and there are certain advantages that could be used. I mean the advantages associated with attracting investments for projects through the ICO. I have a positive attitude to this, but there is another point of view. In order to make a decision, consensus will be necessary.

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さいごに

ロシアとしては、現在学校教育に仮想通貨(正式:暗号通貨)教育を導入したり、独自の暗号通貨をリリースしようとしたりと多くの動きを見せております。

そのため、積極的な態度は示したいと思いつつも、やはり税金対策等、自国の財政のことも検討する必要があり、取引を許容する通貨をまず絞ったり、

取引量の上限を決めたりと次の法案に織り込んでこようとしているのではないでしょうか?

いずれにせよ、この見解で、まず仮想通貨(正式:暗号通貨)に対して、無視できる存在ではないこと、

そして、通貨として許容するために、どうすれば良いのか?

という事が、世界的に重要で検討すべきテーマであることが、世界中の人が認識されたのではないでしょうか?

これにより、適切な法整備が進んでいく可能性も高く期待ができそうですね。

そういう意味で、ロシアの行動は素晴らしく、興味深いニュースかと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
参考文献:http://www.stsforum.org/?lang=ja

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補足:暗号通貨の価値推移に関するニュース

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